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タガネソウは、単子葉植物カヤツリグサ科スゲ属の植物である。一般にスゲ類はススキのような細長い葉を持っているが、タガネソウは、例外的に楕円形に近い葉を持つ。 == 特徴 == 地下に匍匐茎があり、横に這ってまばらな群落を作る。根出葉を一カ所から数枚つける。葉はやや立ち上がり、緑か黄緑で、質は薄く、つやはなく、縦のしわがある。基部の鞘は紅色を帯びる。 花茎は、前の年に葉があった部分から出て立ち上がり、高さは30cmほど。緑色でつやがなく、全体に無毛。花茎は稜があって三角形になる。小穂は上の方に数個、互いに離れてつく。小穂の基部の苞は鞘があって、葉身は小さい。 小穂は下のものほど柄があるが、真っすぐに花茎に沿う。小穂は雄雌性で、それぞれの先端部に雄花が少しつく。果胞は先端が丸く、肉厚になっている。 花茎は果実が熟すると倒れ、葉の間の地表に姿を隠す。 名前は、スゲの仲間としては特に幅広い葉の形を、鏨(たがね)に見立てたものと言われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タガネソウ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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