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タコマナローズ橋(タコマナローズきょう、Tacoma Narrows Bridge:タコマ橋)は、アメリカ合衆国・ワシントン州のピュージェット湾口の海峡タコマナローズ(Tacoma Narrows)に架かる吊り橋。 初代の橋は設計上の問題により、架橋後間もない1940年11月7日、予想に満たない強風の影響で落橋する事故を招いた。この事故は、技術史の中でも共振が生じた結果の被害現象として、たびたび実例に挙げられているが、風との共振による崩落は誤解であると専門家によって度々指摘されている〔グレイム・ドナルド著、花田知恵訳『偽科学・珍学説読本』原書房、2013年、p.26〕。 == 沿革 == 初代タコマナローズ橋は1940年7月1日に開通した有料道路橋であり、全長1600m、吊径間853m、幅員11.9mを有していた。 太平洋側有数の港湾都市タコマ市と、アメリカ海軍有数の海軍工廠(造船所)があるブレマートン市などの位置するキトサップ半島地区を結ぶ目的で建設された。当時キトサップ半島の開発が進展する過程で、タコマナローズが交通の障害となり、通過にはフェリーを利用するか、湾の最奥まで遠回りする必要があったためである。 当時の最新理論に基づいて設計されており、架橋当時は世界で第3位の長さだった。当初設計は、アメリカでの橋梁設計の第一人者であったレオン・モイセイフ(Leon Moisseiff)による。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タコマナローズ橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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