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タシロイモ科 (Taccaceae) は単子葉植物の科で、タシロイモ属(''Tacca''、ただし一部を''Schizocapsa''属として分けることもある)の31種ほどからなる。世界の熱帯に産する。 地下にはいも(根茎)があり、葉はサトイモ科のスパティフィラムなどに似て幅広く、根元から叢生する。花は6枚の花被をもち、茎の先に散状花序をつくる。花序は苞葉で包まれる。 東南アジア原産のタシロイモ(田代芋、''T. leontopetaloides'':中国名は「蒟蒻薯」)などは、いもからデンプンを採るために栽培される。田代芋の名は、これを台湾から日本に初めて紹介した植物学者、田代安定にちなむ。 またクロバナタシロイモ (''T. chantrieri'') は、ブラックキャット・バットフラワーなどの名(黒い苞葉とひげ状突起が、黒猫やコウモリを思わせることから)で観賞用に栽培される。 ヤマノイモ科に近縁である。 APG植物分類体系ではヤマノイモ科に入れるが、2006年現在は独立の科としている。 ==ギャラリー== Image:Tacca chantrieri1.JPG|クロバナタシロイモ ''Tacca chantrieri'' André (1901) Image:Tacca integrifolia1.jpg|クロバナタシロイモ ''Tacca chantrieri'' André (1901) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タシロイモ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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