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タチシオデ
タチシオデ(立牛尾菜、学名:''Smilax nipponica '')はサルトリイバラ科(シオデ科とする場合もある。新エングラー体系ではユリ科に分類された。)シオデ属の多年草。雌雄異種〔『日本の野生植物 草本I単子葉類』pp.49-50〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.875〕〔『山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花』p.444〕。 == 特徴 == 茎は草質で、刺がなく、初め直立するが、成長すれば同属のシオデのようにつる状になって他の植物に寄りかかり、からみつき、高さは1-2mになる。葉は互生し、葉身は広楕円形または長楕円形で、長さは6-10cmになり、先端は鈍頭で急にとがり、基部は切形または広いくさび形、5-7個の葉脈があり、脈は表面からとび出して鮮明で、ときに脈上に短毛がある。葉の裏面は粉白色を帯び、光沢が無い。葉柄はやや長く、葉柄の基部の2個の托葉は巻ひげになる〔〔〔。 花期は5-6月。葉腋から長い柄のある半球形になる散形花序をだし、黄緑色の花をつける。花被片は6個あり、狭長楕円形で長さ約4mmになり、反り返らない。雄花にはやや短い雄蕊が6個ある。雌花には球状になる上位子房があり、花柱は先端が3裂する。果実は球形の液果となり、黒色に熟し、粉白色を帯びる〔〔〔。
葉が展開する前の、山菜として利用する頃の若芽は、先端の穂の形状が「筆」に似る。フデコ(或いはヒデコ)と呼ぶ地方もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タチシオデ」の詳細全文を読む
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