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タチスズメノヒエ ''Paspalum urvillei'' は、イネ科の植物の一つ。南米原産の帰化植物である。株立ちになる多年草で、ほぼまっすぐに立つ穂が特徴的。この仲間では背の高くなるものである。牧草として使われることもあるが、日本本土では道ばたに見かける雑草である。しかし、沖縄ではサトウキビ畑の頑強な雑草で、他感作用を持つことも考えられている。 == 特徴 == 多年生草本で、根本で分枝するが匍匐枝は出さず、束になる形で多数の茎を出す〔長田(1993),p.588〕。草丈は70-150cmだが、沖縄では2.5mまでになり〔初島(1975)p.688〕、これは日本産のこの属のものでは一番大きい。葉身は長さ10-40cm、幅5-15mmで、縁はややざらつく。葉鞘は基部の方のものでは堅い毛がまばらに生え、上方のものでは鞘口部にまばらに毛がある以外には無毛となる。 花序は夏に出る。葉より高く立ち上がった茎の先端の方、10-40cmの部分に総(小穂の並ぶ枝)を10-20ほどつける。花茎も総もほぼ真上を向き、総はあるいはやや開き気味になり、花茎の先端も多少傾くことがある。総は長さ4-10cm、軸の片面に小穂が2ないし3列に並ぶ。小穂は卵形で先端はややとがり、長さ2-2.7mm。第一包穎はなく、第二包穎は小穂と同大、花軸側にあって、薄くてふくらみ、絹毛状の長毛が多数ある。第一小花は不実、その護穎は第二包穎の反対側の外面にあって扁平、主脈が目立ち、縁にだけ長毛が生える。第二小花は稔性で、護穎は小花より少し短く、革質で光沢があって縁が巻いている。果実が熟すとこれに包まれて落ちる。葯は淡黄色、柱頭は黒紫色。 File:Paspalum urvillei 03.JPG|全体の姿 File:Paspalum urvillei 01.JPG|総の拡大 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タチスズメノヒエ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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