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タッド (Tad) は、アメリカのワシントン州シアトルのバンド。シアトル周辺で生まれた数々のグランジバンドの中でも最古の部類に入る。音楽性は1970年代のメタルの影響を受けており、商業的な成功こそ収めなかったものの、一部のグランジファンからは高い評価を受けている。 == 来歴 == 1988年に、クリスチャンの集会で出会ったヴォーカルとギターのタッド・ドイルと、ベースのカート・ダニエルソンによって結成。二人はその以前にもにダニエルソンがかつて所属していたバンド、バンドル・オブ・ヒスとドイルの所属していたH-Hour(この時ドイルはドラムを担当していた。)が共に演奏した際に出会っている。その後ドラムに、かつてスキン・ヤード、デス・アンド・タクシーズといったバンドにいたスティーブ・ワイド、ツリークライマーズに所属していたギタリストのガーリー・ソーステンセンを迎える。 その後サブ・ポップと契約。因みにタッドはサブ・ポップと最初に契約したバンドの一つである。 そして1989年3月1日にジャック・エンディーノによるプロデュースで『God's Balls』でデビュー。そして同じくシアトル出身のグランジ・バンドであるニルヴァーナを率いてヨーロッパ・ツアーを果たしたのち、シアトルに戻り、ニルヴァーナのネヴァーマインドやスマッシング・パンプキンズの『サイアミーズ・ドリーム』のプロデュースで知られるブッチ・ヴィグをプロデューサーに迎え、サード・アルバム『8-Way Santa』を1991年に発売。 この作品はそれまでのタッドの作品の中(EP等を含め)、最も高く評価を受け、1993年にメジャーレーベルであるジャイアント・レコードに移籍し、『Inhaler』を発売。 なお、この『8-Way Santa』を最後にドラムのスティーブ・ワイドが脱退、代わりにジョシュ・スリンダーが加入している。 その後1994年のサウンドガーデンのスーパーアンノウンツアーの前座を果たすなど充実した時期を過ごしていたかの様に見えたが、商業的な成功を収められず契約はレーベル側に破棄される。 ソーステンセンがバンドを去ったが1995年に再びメジャーレーベルであるイーストウェスト/エレクトラ・レコーズと契約し、五枚目、そして最後となるアルバム『Infrared Riding Hood』を発売。 しかしこのアルバムも売上不振でレーベルに契約を破棄され、バンドは1999年に解散した。 == 参考文献 == 英語版Wikipediaを翻訳 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タッド (バンド)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tad (band) 」があります。 スポンサード リンク
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