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イブキ(伊吹、学名:)は、ヒノキ科ビャクシン属の常緑高木。 別名ビャクシン(柏槇)、イブキビャクシン(伊吹柏槇)、シンパク(槇柏、真柏)。多くの変種、品種がある。 == 特徴 == 朝鮮、中国中部、日本では本州、四国、九州に分布する。葉は短く茎に密着し、互いによりあって葉の付いた枝は棒状の外見を持つ。時に針状の葉を持つ枝が見られる。葉の付いた枝はすべて上に向かって伸び、全体としては炎のような枝振りになる。太くなった幹の樹皮は赤褐色で、縦方向に薄く長く剥がれる。雌雄異花で花期は春。 海岸の岩場などに生育し、大木になると、幹がねじれたようになる。海沿い地域の神社や寺にも古来より植えられている。国などが指定する天然記念物になっている個体や群落がある。〔植物天然記念物一覧 〕 園芸品種が多く、庭木、公園木、グランドカバーによく使われる。 材は赤みがあり木理が美しく、家具材や床柱に利用される。 伊吹の名は、滋賀県の伊吹山から来ているとする説がある。 果物のナシ(梨)に発生する病害、赤星病の病原菌の宿主になり、イブキの木が1.5km以内にある梨園ではほぼ必ず被害が発生する〔梨を赤星病から守りましょう! 鳥取市公式ウェブサイト〕。このため梨生産者が周辺住民に対し、庭木として植えられているイブキを消毒させてもらえるよう依頼して回ることもある。また、条例でイブキの植栽を規制する自治体もある〔 赤星病防止条例のある自治体 * 千葉県松戸市 * 千葉県八千代市 * 千葉県市川市 * 千葉県鎌ケ谷市 * 千葉県柏市 * 千葉県船橋市 * 千葉県白井市 * 埼玉県蓮田市 * 埼玉県春日部市 * 埼玉県白岡市 * 埼玉県久喜市 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イブキ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Juniperus chinensis 」があります。 スポンサード リンク
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