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『タム・オ・シャンター序曲』〔「タム・オ・シャンター」、「シャンタのタム」、「タモシャンター」など様々な表記がされるが、『ロバート・バーンズ スコットランドの国民詩人』(参考文献)の表記に従った。「シャンタ村のタム」の意。〕()作品51は、マルコム・アーノルドが1955年に作曲した演奏会用序曲。スコットランドの魔女伝説に取材したロバート・バーンズの有名な詩に基づく。スコアに明記された演奏時間は「およそ7分半」〔ただし商業録音の殆どは8分以上を要している。アーノルドの自演も8分に近い。〕。 == 概要 == 題材となったバーンズの詩は1790年秋に書かれ翌年出版された。古物収集家で画家、辞書編集者でもあったフランシス・グロース大尉の依頼を受けて、廃墟となっていたアロウェイ教会にまつわる魔女物語を3篇書き上げ、そのうちの1篇を「タム・オ・シャンター」として完成させたという。 Image:Robert Burns 1.jpg|ロバート・バーンズ (1759–1796) Image:Captain Francisa Grose, FSA.jpg|フランシス・グロース (1731–1791) Image:Alloway Kirk.jpg|アロウェイ教会 (1797年) 内容は「シャンタ村の農夫であるタムが、ある嵐の夜にエアの町で酒を呑んで浮かれ騒いだ後、葦毛の愛馬メグ(マギー)に跨り帰宅する途中、廃墟であるアロウェイ教会に明かりが灯り、踊りの音楽が聞こえるのに気付く。不思議に思って覗いてみると、内部では悪魔や魔女が踊り興じていた。その中の若い魔女ナニーが短い下着姿〔カティーサーク()。帆船の名前やスコッチ・ウイスキーの銘柄の語源となった。〕で踊るのに見惚れたタムが歓声をあげたため、悪魔や魔女に追われる羽目となり、間一髪マギーの俊足で助かるが、マギーの尻尾は魔女のために抜かれていた」というもの。 「タム・オ・シャンター」はバーンズの作品中、最も高く評価され、かつ、最も人気が高いものの一つであり、現在もバーンズの誕生日などで暗誦、朗読されている。この作品を題材としてアーノルドは、1955年3月に演奏会用序曲として本作を書き上げ、同年8月のBBCプロムスにおいて発表した。初演以来、明快な構成と優れた描写、豊かな管弦楽法によりプロムスの定番として広く親しまれ、吹奏楽用にも編曲されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タム・オ・シャンター序曲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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