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タラッサ
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タラッサ
タラッサ()は、ギリシア神話の女神である。タラッタ()とも呼ばれる。海を神格化した原初神で、ポントスの女性版である。地中海を擬人化したものと考える著作家もいる。アムピトリーテーやテーテュースのような海の女神と同一視されることもある。 ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌスによると、タラッサはアイテールとヘーメラーの娘で、ポントスとの間に魚の一族を産んだ〔ヒュギーヌス、序文。〕。またタラッサの子供にはテルキーネス一族と〔シケリアのディオドロス、5巻55・1。〕、その姉妹であるニュムペーのハーリアー〔シケリアのディオドロス、5巻55・3。〕、あるいはブリアレオスがいたともいわれる。ノンノスによれば、タラッサはクロノスが切り取って海に捨てたウーラノスの生殖器のために多産であり、そこからアプロディーテーが生まれたという。 パウサニアスはコリントス、イストモスのポセイドーン神域にはタラッサの像があったと伝えている。神殿前室内にはブロンズ製のポセイドーン像2体、アンプトリーテー像と並んで、タラッサの像があった〔パウサニアス、2巻1・7。〕。また室内にはアテーナイのヘーローデースが奉納した諸像があり、その中の1つであるアンピトリーテーとポセイドーンの像が立つ戦車の台座には、幼いアプロディーテーを抱きかかえるタラッサの姿と、ネーレーイデスが浮彫されていた〔パウサニアス、2巻1・8。〕。またガレーネー(「凪」)とタラッサの像もあった〔パウサニアス、2巻1・9。〕。 == 脚注 ==
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