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タラワ級強襲揚陸艦(タラワきゅうきょうしゅうようりくかん、Tarawa class amphibious assault ship)は、アメリカ海軍の強襲揚陸艦の艦級。基本計画番号SCB-410。 == 概要 == イオー・ジマ級強襲(ヘリコプター)揚陸艦はヘリコプターによる人員の輸送・揚陸を重視していたが、ヘリコプターでは重量物の輸送ができず、他の艦を用いる必要があった。タラワ級は汎用性に優れ人員、装備、各種車両、各種航空機の搭載運用を前提とした設計がなされ、ウェルドックを有し、重量物揚陸用の上陸用舟艇も搭載している。タラワ級の設計は後に建造されるワスプ級の基礎となっている。 兵員は海兵隊1個両用戦大隊(MEU)搭載を考慮し、1,900名が搭乗できる。 また、艦尾にウェルドック用の大型ハッチがある。艦の建造がLCAC-1級エア・クッション型揚陸艇の開発以前であったためにLCACへの対応に難がありLCUなどの汎用上陸用舟艇は2隻以上搭載できるが、LCACは1隻しか搭載できない。 甲板は全通甲板となっており、ヘリコプターおよびV/STOL機の運用が行える。AV-8Bの運用が可能で、上陸部隊に対し航空支援が実施できる。カタパルトは装備していない。左舷後部に舷側エレベーターのほか、艦尾中央にもエレベーターを持つ。新造時には対空および揚陸支援用に飛行甲板の切り欠きしてMk 45 5インチ砲単装3基(艦首2基、艦尾1基)を装備していたが、これは後に撤去されRAMミサイルランチャーが装備された。 艦橋は中央右舷よりにあり、煙突と一体化している。艦上構造物内には艦橋を始め、戦闘指揮所や水陸両用作戦の指揮所を設けている。艦の後部は航空機格納庫とウェルドックが配置されており、艦の前部が車両甲板や兵員居住区となっている。 計画時は9隻の建造が予定されたが予算の関係により5隻の建造に留まった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タラワ級強襲揚陸艦」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tarawa-class amphibious assault ship 」があります。 スポンサード リンク
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