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タランタル型コルベット(-がたこるべっと ''Tarantul'' class Corvette)は、ソヴィエト/ロシア海軍のコルベットである。 ソ連海軍の計画名は1241型大型ロケット艇(モールニヤ)(')である。)である。 == 概要 == === 開発 === 1950年代、ソ連海軍では沿岸警備を任務とする「大型魚雷艇」を更新する新艦種として「大型ミサイル艇」を開発した。これは、小型の艇体に艦対艦ミサイルを搭載し、高速力と強力な打撃力とで以って沿岸部に接近した敵輸送艦や揚陸艦を撃破する哨戒艦艇であった。P-6型魚雷艇の艇体を流用した最初のコマール型ミサイル艇のあと、より本格的なオーサ型ミサイル艇が計画された。1960年代には、この計画に基づき多数の大型ミサイル艇が建造された。 1970年代、ソ連海軍では大型対潜艦や警備艦のような駆逐艦・巡洋艦級の大型水上戦闘艦を対潜任務に当てると同時に、陸上基地航空隊や潜水艦と並び小型ミサイル艦・大型ミサイル艇に対し対艦攻撃任務を与えていた。そのため、ミサイル艦艇はソ連海軍の誇る原子力潜水艦と並ぶ対艦攻撃の要として多数が建造されるに至った。 こうした中、従来の205号計画型を代替し、ナヌチュカ型コルベットを補佐する新しい大型ミサイル艇の開発要求がソ連海軍より出された〔NATOは、タランタル型はナヌチュカ型の次に開発されたミサイルコルベットであり、当然ながらこれを代替するものとして開発されたものであるが、能力がナヌチュカ型に劣ることからオーサ型を代替するものとも考えられる、と解説していた。これは誤りで、実際には1241号計画は当初より1234型を補佐する205型の代替艇として考案されたもので、艦種も1234型が「小型ミサイル艦」であるのに対し、205型と1241型は「大型ミサイル艇」であり、異なっている。〕。これに対し、レニングラート(現サンクトペテルブルク)の中央海事設計局「アルマース」(TsMKB「アルマース」)で立案・完成されたのが1241号計画「モールニヤ」であった。これは、大型ミサイル艇の決定版と呼べるものとなった。 1241号計画の立案に当たっては、同一の艇体にCOGAG機関を搭載する型とCODAG機関を搭載する型、そしてディーゼル機関のみを搭載する型を一元化することが主要命題となっていた。COGAG搭載型とCODAG搭載型はミサイル艇、ディーゼル機関搭載型は警備艦や小型対潜艦として使用されることが予定された。〔西側諸国では、しばしば「最初に対潜コルベットの『パウク級』が開発され、そこから『タランタル級』コルベットが開発された」、従って「『タランタル級』は『パウク級』の発展型である」というような解説がなされることがあるが、これは誤りである。当初より3種類の動力機関を搭載する艦艇が併行開発されていたのであり、それが配備された順序はたんに工場で竣工した順序に過ぎない。原型となった1241型は別として、COGAG搭載型の1241.1型とCODAG搭載型の12411型、純ディーゼル搭載型の1241.2型とは、いずれかがいずれからの「発展型」というのではなく、異なる目的のために併行開発された「三つ子型」である。〕 2種類の機関を搭載させるという技術的先見性により、1241号計画からはその後長きにわたって各種派生型が開発されることとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タランタル型コルベット」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 tarantul-class corvette 」があります。 スポンサード リンク
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