翻訳と辞書
Words near each other
・ タルビジオ
・ タルピー
・ タルフ
・ タルファヤ
・ タルファラダーレン
・ タルフ県
・ タルブ
・ タルブーシュ
・ タルペイア
・ タルペーイア
タルペーイアの岩
・ タルホコムギ
・ タルホーファー
・ タルボ
・ タルボ (自動車メーカー)
・ タルボサウルス
・ タルボット
・ タルボット (フリゲート)
・ タルボット (小惑星)
・ タルボット (曖昧さ回避)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

タルペーイアの岩 : ミニ英和和英辞書
タルペーイアの岩[たるぺーいあのいわ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [いわ]
 【名詞】 1. rock 2. crag 

タルペーイアの岩 : ウィキペディア日本語版
タルペーイアの岩[たるぺーいあのいわ]
タルペーイアの岩(rupes Tarpeia)は、古代ローマフォルム・ロマヌムを見下ろす位置にあったカピトリヌスの丘の南端の急峻な崖である。共和政ローマ時代には処刑場として使われていた。殺人罪外患罪偽証罪奴隷を盗んだ罪などに問われた者が有罪宣告されると、この崖から突き落とされた。精神や身体に深刻な障害を負った者も神に呪われているとみなされ、同じ運命をたどった。
== 歴史 ==

ローマの建国神話によると、サビニの女たちの略奪の後にティトゥス・タティウスがローマを攻撃した。カピトリヌスの丘の要塞を仕切っていたの娘でウェスタの巫女だったタルペーイアがローマを裏切り、「サビニ人が腕につけているもの」をもらうことと引き換えにサビニ人のために門を開けた。彼女は金の腕輪が貰えると思っていたが、サビニ人は盾を投げつけて彼女を殺し、その遺体を崖から捨てた。このため、その崖を「タルペーイアの岩」と呼ぶようになった。
紀元前500年ごろ、第7代王タルクィニウス・スペルブスがその岩の上部を削って平らにし、サビニ人が建てた神殿も取り払って、丘の2つの頂上の間の ''intermontium'' と呼ばれる部分にユピテル・オプティムス・マキシムス、ユーノー、ミネルウァ神殿を建てた。岩そのものはその後も残り、ルキウス・コルネリウス・スッラの時代にも処刑場として使われていた。
タルペーイアの岩から突き落とされることは極めて不名誉なこととみなされ、ある意味で単なる死刑よりもひどい処刑方法だった。古代ローマでの標準的な死刑は、トゥッリアヌムでの窒息死だった。タルペーイアの岩は、有名な反逆者の処刑や超法規的かつ非公式な処刑の場所とされていた。例えば、は護民官に扇動された民衆によってあやうくタルペーイアの岩で処刑されそうになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「タルペーイアの岩」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.