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『なぞのユニコーン号』(なぞのユニコーンごう、原題・仏語: ''Le Secret de la Licorne'', 英語: ''The Secret of the Unicorn'')は、ベルギーの漫画家エルジェによるコミックシリーズ『タンタンの冒険』の第11巻である。第12巻『』と合わせて2部作となる物語の前編である。1942年6月11日から1943年1月14日のあいだにベルギーの新聞『''Le Soir''』に連載され、その約1年後に単行本にまとめられた。第二次世界大戦真っ只中、ベルギーがナチス・ドイツによって占領されていた頃に描かれた作品であり、『なぞのユニコーン号』は政治的なテーマを避けて純粋な冒険物語に焦点を当てた作品となっている。また、ベルギーのみを舞台としているのはシリーズ中でも本作のほかに1作しかない〔Thompson 1991. p. 113.〕。 本エピソードは1992年にラジオドラマ化されたほか、『''Hergé's Adventures of Tintin''』と『''The Adventures of Tintin''』で2度テレビアニメ化され、さらにピーター・ジャクソン製作、スティーヴン・スピルバーグ監督による3Dモーションキャプチャ映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』(2011年)でも原作の一つとなった。 == あらすじ == ブリュッセルの市場をぶらついていたタンタンは、古い船舶模型が売られているのを見つけ、友人のへのプレゼント用にでもしようと思い購入する。その直後、タンタンのもとに2人の男が現れてそれぞれ模型を売ってくれるように頼み込むが、彼は断った。タンタンが家に帰り、棚の上に模型を置いたところ、スノーウィによって落とされてマストが折れてしまう。それを簡単に修理した直後、ハドック船長が訪ねてきたために見せたところ、その模型はハドックの17世紀の先祖であるフランソワ・ド・アドック卿の軍艦と同じ姿形をしていることに驚く。話を聞いたタンタンが家に戻るとユニコーン号の模型は盗まれており、そして市場で合ったうちの一人である収集家のイワン・イワノビッチ・ネクラソフが怪しいと睨んで彼の家へ駆け込むが、間違いであると判り、そしてタンタンのものとそっくりの模型を持っていると知る。翌日タンタンは自室を掃除していると、ユニコーン号を置いていた棚の裏から見覚えのない丸まった小さな羊皮紙を発見する。タンタンはそれは元々先日スノーウィが壊したマストにくるまっていたものであり、宝のことを示す暗号が書かれていると推理する。 ハドックは自室で暴れながら先祖について説明する。フランソワ・ド・アドック卿率いるユニコーン号は西インド諸島を航海している際にレッド・ラッカム率いる海賊団と遭遇して戦闘になり、そして敗北した。唯一生き残ったアドックはレッド・ラッカムを倒し、そして船を爆破して脱出した。 その後今度はタンタンは市場で出会ったもう1人の男に出会ったが、直後に彼は何者かによって銃撃を食らってしまう。さらに後日、タンタン自身も誘拐されてしまう。誘拐犯の正体は悪徳骨董屋のバード兄弟であり、3隻目のユニコーン号模型の持ち主であった。彼らはタンタンとネクラソフの模型を盗んだ犯人でもあり、残りの羊皮紙を探し、レッド・ラッカムの宝を狙っていた。 タンタンはバード兄弟のムーランサール城から脱出を試み、また、ハドックとデュポンとデュボンも到着し、2人は逮捕された。しかしながら、兄弟は3枚のうち2枚の羊皮紙を持っていなかった。後日、タンタンはスリのアリスティド・チボー宅で、彼がバードから盗んだ2枚の羊皮紙が挟まっていた財布を見つけ、捕まったバードが持っていたのと合わせて3枚のそろえることができた。タンタンとハドックは3枚の羊皮紙を合わせて宝のありかの座標を検出し、冒険の計画を立て始めた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「なぞのユニコーン号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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