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譚盾(タン・ドゥン、Tan Dun, 1957年8月8日 - )は、現代中国を代表する作曲家である。映画『グリーン・デスティニー』や『HERO』のための映画音楽を作曲し、グラミー賞やアカデミー賞を受賞したことでも有名。 == 略歴 == === 在中時代 === 中国湖南省の省都、長沙市に生まれる。幼少時代に過ごした村では、村でさまざまな儀式を取り仕切っているシャーマンの存在や、その儀式の音楽に強い興味を抱いた。 彼にとって非常に不可解な文化大革命によりこのような「因習」は廃止され、さらに上山下郷運動により望城県の人民公社で稲作の労働を強いられることとなった。しかし、このような逆境によって譚と音楽が切り離されることはなかった。譚は村の農民を集めて楽団を結成し、演奏さえできればおよそどのようなスタイルであっても演奏した。ときには食器を楽器として演奏することさえあった。譚はこのとき、農民達から二胡の奏法を学ぶこととなった。この時代に政府の命令でスイカ売りも強制された。 譚は政府が主催する京劇に随行するという形で人民公社から離脱した。京劇の演奏家を乗せた船が公社の近くで転覆して多数の死者が出たため、それを埋め合わせるという形で雇われたのである。これ以後、譚は中国音楽院に学ぶことになる。そこで、武満徹の音楽性に強い影響を受けることとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「譚盾」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tan Dun 」があります。 スポンサード リンク
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