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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ターキッシュ・バン(Turkish Van)は、トルコを原産地とする猫の一品種〔新猫種大図鑑,頁217:イエネコの種類>長毛種>ターキッシュ・バン〕。トルコのヴァン湖の界隈に源流を有するこの猫は、「バンパターン」と呼ばれる特徴的な被毛の色に加え、水と親和的であるという他猫種には珍しい習性を特色としている〔〔新猫種大図鑑,頁216:イエネコの種類>長毛種>ターキッシュ・バン〕。水の中で遊ぶことを特に好むため、ターキッシュ・スイミングキャット、"トルコの泳ぐネコ"とも呼ばれる〔Clutton-Brock 1992, p.56〕。 ==来歴== トルコの東部地域の内に自然発生したこの猫種は、東アナトリア地方の隔絶された山岳地帯で揺籃の時を刻み続けてきた古代種で、遅くとも中世にあたる頃には既にその存在が確認されていた〔ザ・インターナショナル・キャット・アソシエーション:ターキッシュバン 〕。 中近東の猫に多く見られる「バンパターン」を特色とする珍しいその外貌は古くから注目を受けてきたようで、この地の市場や野営の風景を描いた19世紀の絵画の内にしばしばその姿を見ることができる。ジョン・フレデリック・ルイス(1805〜1876年)の『アラブ・スクライブ,カイロ』という作品がその一例である〔。 近代以降のこの猫種の歴史は、20世紀の半ばという頃―1955年のある日に、あるイギリス出身の猫愛好家が東トルコのヴァン湖の畔で水遊びをする猫を目撃したことに始まる〔世界の猫カタログ,頁191:ターキッシュバン>『DATA』/『歴史』/『特徴と性格』〕。その姿に魅了されるに至ったこの猫愛好家は、それから2匹の個体をイギリスの地へと持ち帰った〔〔。 いつしか欧州中に広く知られるようになり、1970年代になると米国の地へと持ち込まれ、すぐさまキャット・ファンシアーズ・アソシエーション(CFA)とザ・インターナショナル・キャット・アソシエーション(TICA)からの公認を獲得〔。やがて1980年代に至って計画的な繁殖の歴史が始まったのであった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ターキッシュバン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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