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ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦)はナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコ(学名:)の異名。またナデシコ属の植物の総称。蘧麦(きょばく)。 秋の七草の一つである。歌などで、「撫でし子」を掛詞にすることが多い〔デジタル大辞泉「なでしこ【×撫子/瞿=麦】」。 〕。 == ナデシコ属 == ナデシコ属 () はナデシコ科 (Caryophyllaceae) に属し、北半球の温帯域を中心に約300種が分布する。このうち、ヒメハマナデシコとシナノナデシコは日本固有種(日本にのみ自生)であり、他に日本にはカワラナデシコとハマナデシコが分布する。それらの特徴は次のようなものである。 ; カワラナデシコ () : カワラナデシコには、ナデシコ、ヤマトナデシコの異名もある。これはセキチク () を古くは唐撫子(カラナデシコ)といったことに対する。ナデシコは古くは常夏(とこなつ)ともいった。これは花期が夏から秋に渡ることにちなむ。 ; エゾカワラナデシコ () : カワラナデシコの基変種で、本州中部以北の日本を含むユーラシアの中北部に分布する〔『日本の野生植物』 (1999)、p.41〕。 ; タカネナデシコ () : 高山に分布し、本州中部以北と北海道の高山帯及びヨーロッパ、中国(東北)及び朝鮮に分布する〔。 ; ヒメハマナデシコ () : 九州、沖縄及び本州と四国の一部に分布する〔。 ; ハマナデシコ () : 本州以西の日本と中国に分布する。別名フジナデシコ〔。 ; シナノナデシコ () : 本州中部に分布する。別名ミヤマナデシコ〔。 花の色は紅から淡いピンク色が多いが、園芸品種などでは白色や紅白に咲き分けるものなどもある。 ナデシコ属の園芸品種をダイアンサス (''Dianthus'') ということがあるが、本来はナデシコ属の学名である。また、カーネーション () もナデシコ属である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナデシコ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dianthus 」があります。 スポンサード リンク
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