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ダイサギソウ
ダイサギソウ(大鷺草、学名:''Habenaria dentata'')は、ラン科ミズトンボ属の多年草で、地生ランの一種。和名は花がサギソウに似て、草丈が大きいことから。 == 概要 == 関東以南の太平洋側、四国、九州以南、東南アジアに広く分布する。 草原や林縁に生える地上性のランで、高さ30-70cmの茎の先端に晩夏から初冬にかけて幅15mm内外の白い花を総状に多数つける。花期は産地によって異なり、南方のものほど遅く咲く。東南アジア産の系統は12月以降に咲く場合があり、本土では長期にわたって加温管理をしないと開花はみられない。 サギソウと異なり萼片と花弁は同色で、いずれも白い。唇弁は3裂し、中裂片は細いが側裂片は幅広く、外縁に不整な鋸歯がある。唇弁の距は長さ3cm前後で下に垂れ下がり、緑色を帯びる。葉は先の尖った楕円形状で長さ5-15cm前後、幅1mm前後の白い縁取りがある。葉柄は無く茎を抱き互生する。大きな葉は5枚前後で、地上付近と花茎近くでは小型で鞘状となる。地下には卵型の球根があり、前年の古い球根の横に並んで、新球根が通常は1個できる。 開花・結実後に地上部は枯れ、地下の球根だけで越冬する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダイサギソウ」の詳細全文を読む
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