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ダイドー級軽巡洋艦(ダイドーきゅう けいじゅんようかん、Dido class Light Cruisers)はイギリス海軍が建造した軽巡洋艦の艦級。第二次世界大戦中、アメリカ海軍のアトランタに先立って防空巡洋艦として世界で最初に建造された。 == 概要 == 第一次世界大戦後から急速に発達した航空機が艦隊の脅威となることを予見したイギリス海軍は、1934年に入ってから旧式のC級軽巡洋艦のうち「コヴェントリー」「カーリュー」の武装を撤去し、主砲を10.2cm高角砲に換装することで防空艦に改装させ、各国海軍の興味を引いた。イギリス海軍はこの成功を踏まえて条約型の範囲内で最初から防空巡洋艦(Anti-Aircraft Cruisers)として設計・建造された初めてのクラスとなった〔世界の艦船 イギリス巡洋艦史(海人社) 181頁〕。要求性能として対艦・対空の双方に対応できる強力な高角砲を主兵装とし、副砲を持たず、対空機関砲と機銃を搭載する案が出され、新型の13.3cm連装高角砲5基を搭載する防空巡洋艦としてまとめられた。その後、1936年度計画:5隻(ダイドー、ユーライアス、ナイアド、フィービ、シリアス)・1937年計画:2隻(ボナヴェンチャー、ハーマイオニー)・1938年度計画:3隻(カリブディス、クレオパトラ、シラ)・1939年度計画:6隻(アルゴノート、ベローナ、ブラックプリンス、ダイアデム、ロイヤリスト、スパルタン)の計16隻を建造する事とした〔#勇者列伝 45-47頁〕。しかし、建造中に第二次世界大戦が始まったこと、主武装の13.3cm砲の生産が手間取り、更に同時期建造されていたキング・ジョージ5世級戦艦にはこの砲を8基搭載するため、砲塔の一部が間に合わないまま竣工する艦も現れた〔。このため、本級の12番艦として予定されていた「ベローナ」以降は設計が改められ、主武装の数を減らした改良型のベローナ級軽巡洋艦として建造された〔。 本級は1937年から建造が始まり、1940年から1942年にかけて11隻が建造された。13.3cm高角砲の生産が間に合わず、一部砲塔を欠いたまま竣工した艦が第1グループ、全主砲5基とも両用砲を搭載した艦が第2グループ、再び両用砲の生産が間に合わず代用としてMark III 11.4cm(45口径)高角砲を連装4基搭載した艦を第3グループとも分類されるが、建造された時期や、就役後の改装で艦によって装備はそれぞれ異なる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダイドー級軽巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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