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ダグウェイ実験場〔ダグウェイ実験場 英辞郎 on the WEB、アルク〕()は、アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ南西約130㎞、グレートソルトレイク砂漠内に位置するアメリカ陸軍の施設である。他にダグウェイ試験場、ダグウェイ性能試験場、ダグウェイ試爆場、ダグウェイ細菌戦実験場、ダグウェー米軍基地などの呼び方がある。 総面積約3230㎞〔History 〕。軍を生物兵器・化学兵器から防御する研究を行っており〔、1500人ほどが勤務している〔。 == 沿革 == 1942年2月6日、大統領フランクリン・ルーズベルトは、公有地約513㎞を陸軍省に割り当て、その6日後にダグウェイ実験場が創設された〔。 1943年2月から3月にかけて、日本の木造長屋を正確に設計し、場内に12棟24戸を建設、路地の幅も日本と同様にし、下町の町並みを再現した(日本村)。同年5月から9月にかけて、繰り返し焼夷弾を投下する実験を行い、落下軌道・発火範囲・燃え方・消火にかかる時間など詳細なデータを記録した。得られたデータは1945年3月の東京大空襲に生かされた。同様にドイツの建物もつくられた(ドイツ村)〔。 アメリカ原子力委員会や軍とつながりの深い医師のジョゼフ・ハミルトン(:en:Joseph Gilbert Hamilton)は、マンハッタン計画の業務管理役を務めるケネス・ニコルズにあてた1946年12月31日付の書簡の中で、人里離れた場所での放射能戦争の大型研究を提案、軍はこれを受け入れた。1949年から1952年にかけて、研究の一環として65回の実験が当実験場化学隊によって極秘に実施され、480兆ベクレルを超える量の放射性タンタルが大気中に放出された。この事実は1993年になって明らかにされた〔アイリーン・ウェルサム著、渡辺正訳『プルトニウムファイル : いま明かされる放射能人体実験の全貌』翔泳社、2013年〕。 1968年3月に起こった羊の大量死事件との関連が指摘された。 1991年10月15日、場内で超高エネルギー宇宙線オーマイゴッド粒子が検出された。 1991年、生体実験を含む日本の関東軍防疫給水部本部(731部隊)についての調査報告書が、当実験場で発見された。この報告書(「ダグウェイ文書」)は、戦後まもなくアメリカ軍が日本で4次にわたって調査し、日本の医学者の協力を得てまとめた「英文の完全なレポート」で〔松村高夫 「731部隊による細菌戦と戦時・戦後医学」 『三田学会雑誌』106巻1号、慶應義塾経済学会、2013年4月、p.63〕〔松村高夫『15年戦争と日本の医学医療研究会会誌』第10巻第2号、2010年5月、15年戦争と日本の医学・医療研究会、p.5〕、NHK取材班の情報公開請求によってその所在が明らかとなった。 2001年12月13日付『ワシントン・ポスト』は、1992年頃から当実験場において、空中散布可能な高純度で兵器水準の炭疽菌を開発、生産していたと報じた。同日付『ニューヨーク・タイムズ』は、製造は1998年頃であったとした〔。 当実験場での定期的な在庫調査の際、猛毒の神経ガスVXガス1ml未満が入った薬瓶1本が所在不明となり、施設が一時閉鎖されたが、2011年1月27日午前3時に研究室の中で発見された、と同日アメリカ陸軍が公表した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダグウェイ実験場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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