|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 階 : [かい] 1. (n,n-suf) -floor (counter) 2. stories 3. storeys ・ 階級 : [かいきゅう] 【名詞】 1. class 2. rank 3. grade ・ 級 : [きゅう] 1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade
ダグラス海況階級(Douglas Sea Scale)は、波の高さと海のうねりを測定する尺度である。この尺度は単純で非常に分かりやすい。ダグラス海況階級は10段階の中の1つの指数により表される。 == 尺度 == ダグラス海況階級は、1917年にイギリス人のH.P.ダグラスという男性によって作成された。その時彼はイギリス海軍気象部長であった。目的は、航海の為海の荒さを見積もることにある。尺度には、2つのコードがあって、1つのコードは海況(その地点に発生している新しい波の振幅)を見積もるものであり、もう1つコードは海のうねり(遠方からの風による長波)について記述する為のものである。下記2つの表で一つのセットとなる。 1929年の国際気象学会で推奨された。主にイギリスが使用している。シーステートの原型にもなった。庸船契約履行条項にも記載される。 元々、ダグラスは波高や周期については言及せず、波浪とうねりを表す単語だけを使用していた〔例:slight sea, moderate sea,long low swell, short moderate swell等。その名残が階級表にもある。〕。その後、波浪階級、続いてうねり階級の定義が作られた。しかし、異なる出版物でダグラス階級の解釈が違っていた為、現場では混乱をもたらすことになった。WMOによれば、ダグラス階級については、国際的に承認された定義は無いと言う。一方、ビューフォート風力階級は基準となる風速値が存在し、国際的に承認された尺度である。ビューフォート風力階級に併記されるおおよその波高値〔昭和二十八年運輸省告示第五十八号(気象庁風力階級表等) 上記のビューフォート風力階級表には「※印の欄は、陸岸から遠く離れた外洋において生ずる波の高さのおおよその目安を与えるだけのものである。波高のみを観測し、逆に風力を推定するのに用いてはならない。内海あるいは陸岸近くで、沖に向う風の場合には波高はこの表に示された数値より小さくなり、波はとがつてくる。括弧内は、おおよその最大の波高を示す。」と記載されている。 地方海上予報及び地方海上警報に関する発表形式 運輸省告示第二百六十四号 では風力階級表より波高値は省略されている。ビューフォート風力階級表ではこうした表記の場合もある。 いずれも文部科学省HP内〕と本階級との用語の混乱は避けるよう注意喚起もなされている〔Weather-wise performance Issue 21『STOPLOSS BULLETIN』 2001年2月〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダグラス海況階級」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|