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日産・チェリーキャブ : ミニ英和和英辞書
日産・チェリーキャブ[にっさんちぇりー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日産 : [にっさん]
 【名詞】 1. daily output 
: [うぶ]
  1. (adj-no) innocent 2. naive 3. unsophisticated 4. inexperienced 5. green 6. wet behind the ears
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

日産・チェリーキャブ ( リダイレクト:ダットサン・サニーキャブ/日産・チェリーキャブ ) : ウィキペディア日本語版
ダットサン・サニーキャブ/日産・チェリーキャブ[ちょうおん]

サニーキャブ / チェリーキャブ ( SUNNY CAB / CHERRY CAB ) は、日産自動車が発売していたキャブオーバー車。トラック型のほか、ワンボックス型にはバン乗用登録コーチがある。
日産自動車の販売チャンネル「サニーキャブ(サニー店)」、「チェリーキャブ(チェリー店)」向けに、それぞれの専売モデルとして発売された。
キャブライト」から「キャブスター」へのモデルチェンジの際に車格が上がったことから、その穴埋めと、愛知機械コニーコニーワイドの生産終了も見越した軽貨物からの移行組を含む新規顧客の獲得を目的として開発された。当初よりライトバンコーチ(ワゴン)をラインナップすることや、積載量などから、販売店は異なるが、実質的にはキャブライト(日産店扱い)の後継車といえる。
後継車は日産店向けを加えた「サニーバネット」、「チェリーバネット」、「ダットサン・バネット」となり、トヨタダイハツの提携によって激化した小型商用車のシェア争いに対応した。
== 歴史 ==
1969年8月 ダットサン・サニー(B10型系)のバリエーションとして、ダットサン・サニーキャブ(C20型系)がデビュー。
それまでのダットサンブランドのセミキャブオーバー車は、ダットサントラックダットサン・セダンブルーバードコンポーネンツが流用されていたが、ここで初めてサニーをベースとしたキャブオーバー車が開発された。
A10型(1000cc)エンジンをはじめ、横置きリーフスプリングのウィッシュボーン式フロントサスペンションなど、メカニズムは初代サニー(B10型)のものを利用し、コンベンショナルな後輪駆動の600kg積キャブオーバートラック(定員2名)、500kg積バン(2/5名)、8人乗りコーチ(2・3・3人掛けの3列シートワゴン)とした。エンジンとラジエーターの位置は前席下であるが、フロントアクスルを前方に配置し、ホイールベースが長く採られている。
トランスミッションは、コラムシフトの4速MTのみである。
インテリアも細身の2本スポークのステアリングホイールや、横長矩形のメーターパネルなど、一部のスポーツ系を除くサニーの意匠に合わせられた。
外観はグリルレスで、光りものもヘッドランプリムとその間のモールだけと簡素で、平面的なキャブ構成と相まって非常に簡潔なデザインとなった。このモールはベンチレーターエアインテークの目隠しも兼ねる。前面下部とバンパーには冷却気を導入する長穴が備わる。
バンとコーチはこの前面に揃えたモールが全周に入っており、リアドアはスライド式で左側のみに備わる。リアドアのアウタードアハンドルが後ろ(Cピラー)側に配置されていることが特徴であるが、これは、スライド式のプラグドアに付きものの、二方向へ力が分散する(ドア後端の軌跡が屈曲する)ことによる扱いづらさを軽減するもので、力任せに閉める必要が無いことから、けがやはさみをも防止できる優れたアイディアであった。しかし、その後のワンボックスカーでは、ラッチロック機構とプルハンドルを前方一箇所でまとめる方式が主流となり、他車への波及は見られなかった。バックドアは8:2分割の上下開きで、下扉の開き位置は通常では水平であるが、両側のステーを外すことで「アオリを切る」(トラック同様のドロップゲートとして、真下に向ける)ことができ、より荷室の広い範囲に手が届くように配慮されている。
1970年9月 ニッサン・チェリーキャブ(C20型)と改称し、新設のチェリー店専売モデルとした。チェリーは、旧プリンス自動車技術陣の開発による、日産としては全く新しい横置きエンジン前輪駆動であり、エンジンこそA10と同一型式であるものの、それ以外のメカニズムにダットサンとの共通性は無い。
1971年7月 愛知機械工業に生産委託される。愛知機械は前年に軽自動車生産から撤退し、日産車向けに生産ラインを切り替えた。
1971年9月 平床式トラックにデラックス車追加及び一部改良。前面にプレス製のダミーグリルが付き、後に中期型と呼ばれる外観となる。
1975年1月 ニッサン・サニーキャブ(C20Y型)が復活し、フロントグリルやエンブレムなどの異なる姉妹車として販売。チェリーキャブは樹脂製の横一文字のグリル(後期型・上の写真)、サニーキャブは角形のヘッドランプベゼルと矩形のグリルがそれぞれ独立したデザインとなった。その他では、エンジンがA12型(1200cc)に変更され、メーターが丸形の2連(スピードとコンビネーション)となっている。
1975年12月 トラック、バンがNAPS(Nissan Anti-Pollution System)により昭和50年排出ガス規制に適合。
1977年1月 コーチが昭和51年排出ガス規制に適合、B-KPC21型となる。
1977年9月 一部改良。
1978年10月 生産終了。後継はサニーバネット / チェリーバネット

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ダットサン・サニーキャブ/日産・チェリーキャブ」の詳細全文を読む




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