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ダナエー()は、ギリシア神話に登場するアルゴスの王女である。長母音を省略してダナエとも表記される。 父はアルゴス王アクリシオスで、母はラケダイモーンの娘エウリュディケー〔アポロドーロス、2巻2・2。〕、あるいはアガニッペーである〔ヒュギーヌス、63。〕。黄金に変身したゼウスに愛されて、英雄ペルセウスを生んだといわれる。 == 神話 == 神話によるとアルゴス王アクリシオスは美しい娘ダナエーを得たが世継を望んで神託を求めた。結果は「息子は生まれないだろうが汝に男の孫が生まれる。汝は孫に殺されるだろう」というものだった。 王は驚いて娘を青銅の地下室に閉じ込め、男が近づかないようにしたのだが、ゼウスがダナエーに目をつけ黄金の雨に姿を変えて関係を持った。やがて月満ちて息子ペルセウスを産んだダナエーは、自ら娘と孫を手にかけるのは忍びないと思った父の手によって箱に閉じ込められて海に流された。運よく箱はセリーポス島に漂着し、母子は漁師のディクテュスに救われて平穏な暮らしを送った〔アポロドーロス、2巻4・1。〕。 ところが島の領主でディクテュスの兄のポリュデクテースがダナエーに横恋慕して、邪魔な息子ペルセウスをそそのかし、怪物メドゥーサの退治に出向かせた。残されたダナエーは領主から逃れ、ディクテュスとともに神殿の祭壇に身を寄せたが、とうとう焦れた領主は不可侵の掟を破って神殿を包囲した。しかしメドゥーサを退治したペルセウスが舞い戻り、領主たちを石に変えて2人を助け出した。その後ダナエーはペルセウス、アンドロメダーとともにアルゴスに帰国した〔アポロドーロス、2巻4・2~2巻4・4。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダナエー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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