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『ダニエル書補遺』(ダニエルしょほい)とは『ダニエル書』のギリシア語訳で、マソラ本文になく、ユダヤ教および一部キリスト教教派から正典と認められていない部分のこと、及びそれをまとめた書物の名称である。『ダニエル書への付加』(ダニエルしょへのふか)とも呼ばれる。 == 概要 == 今日の『ダニエル書』には、ユダヤ教および一部キリスト教教派が正典と認めない部分が3つ存在する。これらは七十人訳聖書等ギリシア語訳に見られるが、現在残るヘブライ語写本には対応する箇所をもたない。 *アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌 *スザンナ *ベルと竜 上記の3つの短編がそれである。 元々、これらの短編文書は同一時期に成立したものではなく、起源がそれぞれ異なるが、いずれの話も主人公がダニエルであるという共通点から、七十人訳聖書の編者が『ダニエル書』の前後に付け加えたと考えられる。 これらの文書は、著者などははっきりしないが、恐らく中間時代(旧約と新約の間の期間のこと)の頃のものと思われ、当時の偶像礼拝などの異教に対する姿勢を証している。 ギリシア語訳は正典の『ダニエル書』と同じく七十人訳とテオドチオン訳の2つが知られているが、後者は写本が多く見つかっている。2つの訳は「アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌」においては双方の一致が見られるが、残りの2つは内容も大きく異なる部分が存在する。 ヒエロニムスはウルガータ翻訳の際、テオドチオン訳を底本に使用した。なぜなら、当時は七十人訳があまり一般的ではなかったからである(なお、近年の校訂では両方の訳を併記することが多い)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダニエル書補遺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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