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ダビッド・ベー : ウィキペディア日本語版
ダビッド・ベー[ちょうおん]

ダビッド・ベー(David B.、1959年2月9日 - )は、フランスバンド・デシネ作家(漫画家)である。
== 経歴 ==
パリの応用美術の学校で広告の勉強をした後、1985年より漫画を描き始め、「オカピ(''Okapi'')」、 「ア・シュイーヴル(''A Suivre'')」、「タンタン・ルポルテ(''Tintin Reporter'')」、「シック(''Chic'')」など様々な雑誌にイラストレーションを寄稿。1986年、『呪いの切手』で漫画家としてデビューする。そのくっきりした線を使ったモノクロームの画風は、やなどから影響を受けている。1990年、独立系の出版社ラソシアシオンルイス・トロンダイムらとともに共同設立、この出版社はマルジャン・サトラピジョアン・スファールの作品を出版し、スタイルやテーマの点でフランスの小出版の漫画に大きな影響を与えた。彼の漫画作品はラソシアシオンが出版するアンソロジー雑誌「ラパン(''Lapin'')」に発表されている。1990年代の作品の多くは自身の夢を扱ったものであり、これらの作品は作品集『蒼白の馬』と『ある夜の出来事』に収められている。
1996年から2003年にかけて、てんかんに罹った兄との関わりを描いた自伝的作品『大発作』を発表した。この作品は英語に翻訳された彼の最初の作品であり、近年のバンド・デシネを代表する作品の一つと考えられている。『大発作』はアングレーム国際漫画祭に繰り返しノミネートされており、2002年には第4巻が最優秀シナリオ賞を受賞、第2巻と第6巻がベストコミックブック賞にノミネート、2003年に第6巻がジュネーヴ市国際賞を受賞している。また同作品は2005年にも、優れた漫画作品に与えられるを受賞した。
1997年より彼はラソシアシオン以外でも出版者として活動しており、ジョアン・スファール、、 エマニュエル・ギベールなどとのコラボレーションも行っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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