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『ダブルクロス・リプレイ・ジパング』は、日本製テーブルトークRPG『ダブルクロス』のリプレイ作品。ゲームマスター(GM)兼リプレイ著者は田中天。イラストは獅子猿。全2巻4話。2008年12月と2009年6月の2回に分けて、富士見書房の富士見ドラゴンブック書き下ろし作品として発表された。 == 概略 == 2003年のバージョンアップ以来、約6年に渡って人気を保ってきた『ダブルクロス The 2nd Edition』(DX2)環境下での最後のリプレイシリーズである。 戦国時代の武将が世界の神話の神々と融合して日本征服を企て、未来(現代)の日本からやってきた少女が、生き別れになった従弟を探しつつ、仲間たちと共に戦国武将に立ち向かうというシチュエーションとなっている。そのため、本リプレイにはユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク(UGN)もファルスハーツ(FH)も登場しない。 使用されているステージ「ジパング」はGMの田中天オリジナル〔1巻p12-14。〕で、本リプレイ自体がDX2最後のリプレイとあって、DX2のステージを収めたサプリメント『アルターライン』『アウトランド』はもちろん、2011年10月時点でステージ集『ディスカラードレルム』などの『ダブルクロス The 3rd Edition』(DX3)準拠のサプリメントにも収録されていない〔なお、キャラクターメイキングについては、ライフパスとPC2(イクフサ)・PC3(山住浄ノ進)のワークスはステージ「平安京物怪録」を流用し、他のワークスの「UGチルドレン」は「忍者」、〈情報:UGN〉は〈情報:魔界〉にそれぞれ読み替え、「ステージ専用」「UGN専用」「FH専用」のDロイス使用が禁止されている。1巻p16-25。〕。このステージでは、『ダブルクロス』の根幹設定であるレネゲイドウィルスは「認知はされていないが存在している」とされ、陰陽師や妖怪、歴史に名を残す剣豪や忍者の中にはオーヴァードもいたとしている〔1巻p15。〕。 プレイヤーは、『ダブルクロス』のデザイナー・矢野俊策を含めGMの旧知で構成されている。特に主人公の天野真弓を演じる水野暁子は過去に商業リプレイの経験のないアマチュアプレイヤーだが、GMや他のプレイヤー3人とは共通のゲーム仲間〔1巻p11。〕とあって参加が決まった。 世界の歴史や神話に造詣の深い田中の知識を総動員した世界観の中で、田中のGMデビュー作である『BEAST BIND NT』リプレイ「別れの日は過ぎて」や、本作の半年前に公開された『ナイトウィザード』リプレイ「愛はさだめ、さだめは死」と同じく、「人と人との絆」というテーマも内包している〔特に真弓と勇太、真弓とイクフサ、イクフサと浄ノ進、才蔵と勘助との関係に顕著である。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダブルクロス・リプレイ・ジパング」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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