|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ブル : [ぶる] 【名詞】 1. bull 2. (n) bull ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ダブル・ファンタジー (Double Fantasy) は、1980年に発表されたジョン・レノン&オノ・ヨーコのアルバム。 == 解説 == ジョンにとって5年ぶりのスタジオ録音アルバムとなった作品。妻ヨーコとの共作で、それぞれが収録曲の半分ずつを作曲し、対話しているかのようにほぼ交互に収録されている。 息子ショーン・レノンの育児に専念していたジョンが、5年間の主夫生活を終え、音楽業界に復帰する記念すべき作品となるはずであった。しかし発売から間もない12月8日に射殺されたことでジョンにとってはこのアルバムが遺作となった。世界中に衝撃を与えたこの訃報もあって全英・全米で1位を獲得し、1981年度グラミー賞のアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞している。 アルバムジャケットは写真家の篠山紀信が撮影したものである。原版ではカラー撮影されているが、リリースされたジャケットではモノクロになっているため、篠山は「不吉な感じがした」という。その直後にジョンが死んだため、不安が的中してしまった。また同じフォトセッションの別ショットを『ミルク・アンド・ハニー』でも使用している。 ジョンとヨーコの楽曲が交互に並ぶような構成で、「男女の会話」といった趣になっている。それぞれの制作した楽曲を別々に収録しなかった理由について、ジョンは「そうしてしまうとヨーコの曲を聴かれない可能性がある」と語っている。どちらかと言うと、ジョンの曲のほうが大人しい作風で、ヨーコの曲のほうが力強さに溢れている。2曲目はヨーコが日本語でセックスを誘惑させる台詞を発したり喘ぎ声が吹き込まれた異色な作品である。 チープ・トリックのデビュー・アルバムをプロデュースしたことでも知られるジャック・ダグラスがこの作品の共同プロデューサーとしてクレジットされている。 ジャックは、隠居生活を送っていたジョンから、「今は音楽活動をしていない自分の曲が良いものか悪いものかも判断ができない。だめならだめだと言ってくれ」とデモテープ(なべやカマなどをパーカッション代わりに代用し簡素に製作されたもの)を渡された。自宅に帰ってそのデモテープを聴いたジャックは、そのデモテープをこのまま出せばいいのにと思ったくらい感動したと語っている。製作の過程ではジョンの楽曲であることは秘密とされ、仮歌をジャックが唄っていたため、セッションに参加したミュージシャンから、「曲は素晴しいが君の歌声はカエルみたいで最低だ」とジョークを何度もとばされ苦労したが、レコーディングの顔合わせの際、ミュージシャンを連れてダコタハウスを訪れ、ジョンと初めて対面した彼らの緊張と興奮と感動が入り混じった光景を目の当たりにし、苦労が報われた事とあわせてジャックには忘れられない体験となった。 アルバムからの先行シングルとしてリリースされた「スターティング・オーヴァー」は、アメリカでは1位、年間チャートで10位を獲得し彼のソロ・シングルの中で最も大きな成功を収めている。本国イギリスでもビートルズ解散後のジョンのシングルとしては初の1位を獲得した。続いてシングル・カットされた「ウーマン」、「ウォッチング・ザ・ホイールズ」も全米TOP10ヒットとなった。 オリジナルのLPおよびCDはデヴィッド・ゲフィン率いるゲフィン・レコードからリリースされていた。ゲフィン側は完成したマスターテープを聞かずに契約書にサインしたという。1989年からはキャピトル・レコード(日本ではEMIミュージック・ジャパン)からのリリースとなっている。2000年には3曲のボーナス・トラックを追加収録したデジタル・リマスター盤が発売された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダブル・ファンタジー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|