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ダム穴[だむあな]
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・ 穴 : [けつ, あな] 【名詞】 1. (col) ass 2. arse 3. buttocks
ダム穴[だむあな]
ダム穴(ダムあな)とは、ダム湖やため池などの人造湖にて、その水面にあたかも穴が空いたように見える光景に対して付けられた俗称である。 == ダム穴の正体 == 一般に、ダム湖やため池といった人造湖には、水位が一定以上とならないよう、余分な水を下流に放流(放水)する設備を備えており、これを余水吐き(余水吐け、英: spillway)という。中でもグローリーホール(英: glory hole)を採用したものは、排水時に流入部周囲の水面にあたかも穴が空いたような光景を作り出す。これが、俗にダム穴(ダムあな)と呼ばれるものの正体である。 グローリーホールは、放水路へとつながる円筒形の管が水中(湖底)から立ち上がった構造をしている。流入部は真上に向けられており、その形状は楽器のラッパ、もしくは逆さにした釣鐘(英: inverted bell)にも見え、特にアサガオ(英: morning glory)の花に似ていることからグローリーホール、モーニング・グロリーぜきといった名前がある。また直線の刃形ぜきを丸めた円筒形状から円筒形刃形ぜきともいう。これらは水位が流入部の堤頂を越えたとき、周囲から中心部(クロッチという)に向かって水がいっせいに流れ込む。このとき水は互いに衝突し合い、クロッチの直上に泡(ボイルという)が発生する。水は内部を垂直に落下し、放水路を通じて下流に放流される。運用面では管路につまりができないよう、ごみの流入や凍結などに注意を払う必要がある。 日本では2000年代にインターネットの電子掲示板やブログなどのメディアを通じて紹介され、その異様な雰囲気の光景にいつしかダム穴という名前が付けられ話題を呼んでいる。しかし、現状では日本のダムにおいてダム穴が見られる機会は少ない。建設された多くのダムでは、その堤体(ダム本体)にスロープ状の余水吐きを水門を伴って設けることがほとんどであり、グローリーホールを備える例が少ないためである。ダム穴が現れる構造をしているダムとしては、宮崎県にある芋洗谷ダムや、アメリカのモンティセロダム (Monticello Dam) などが有名である。
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