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ダランベール演算子 : ミニ英和和英辞書
ダランベール演算子[だらんべーるえんざんし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
演算 : [えんざん]
  1. (n,vs) operation 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

ダランベール演算子 : ウィキペディア日本語版
ダランベール演算子[だらんべーるえんざんし]
ダランベール演算子 (ダランベールえんざんし、) とは、物理学特殊相対性理論電磁気学波動論で用いられる演算子作用素)であり、ラプラス演算子ミンコフスキー空間に適用したものである。ダランベール作用素ダランベルシアン (d'Alembertian ) あるいは wave operator(波動演算子)と呼ばれることもあり、一般に四角い箱のような記号 \scriptstyle\Box で表される。この名称はフランスの数学者・物理学者ジャン・ル・ロン・ダランベール (Jean Le Rond d'Alembert) の名に由来する。
==定義==
標準座標 (''ct'', ''x'', ''y'', ''z'') で表されるミンコフスキー空間において、ダランベール演算子は次の形で定義される。
:
\begin
\Box & := \partial_\mu \partial^\mu = g_ \partial^\nu \partial^\mu \\
&= \frac - \frac - \frac - \frac \\
& = \frac\frac - \nabla^2
=\frac \frac - \Delta
\end

ここで \scriptstyle g_ミンコフスキー計量 である。すなわち、\scriptstyle g_ \,=\, 1, \scriptstyle g_ \,=\, g_ \,=\, g_ \,=\, -1, その他 \scriptstyle\mu \,\neq\, \nu については \scriptstyle g_ \,=\, 0 の値をとる。μ と ν はアインシュタインの縮約記法にしたがう総和のための添字であり、0, 1, 2, 3 のいずれかの値をとる。また、∇2=Δはラプラス演算子である。
文献によっては負の計量符号定数 (metric signature) + + + すなわち \scriptstyle\eta_ \,=\, -1,\; \eta_ \,=\, \eta_ \,=\, \eta_ \,=\, 1 を用いている場合もある。この場合、符号を反転させて
:\Box \,=\, \Delta - \frac \frac
とする。また、光速度を''c'' =1とするような単位系を用いる場合も多く、その場合は、
:
\frac \frac
\longrightarrow \frac

という置き換えをする。さらに波動方程式などにおいて、光速度 ''c'' の部分を一般の波の伝播速度 ''s'' などに置き換える場合もある。
ローレンツ変換はミンコフスキー計量を不変に保つ。ゆえに、ダランベール演算子はローレンツスカラー (Lorentz scalar) である。したがって、先に用いた座標表現は、あらゆる慣性系における標準座標に対し有効である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ダランベール演算子」の詳細全文を読む




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