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ダラーラ・SF14は、ダラーラが開発したフォーミュラカー。スーパーフォーミュラで2014年より使用されている。 == 概要 == フォーミュラ・ニッポンの2009年シーズンからスーパーフォーミュラの2013年シーズンまで使用されてきたスウィフト・017.nの後継車両である。2013年7月10日に富士スピードウェイにてシェイクダウンが行われた〔スーパーフォーミュラSF14、ついに2台が初走行! - オートスポーツ・2013年7月10日〕。 開発コンセプトは「クイック&ライト」(俊敏&軽量)〔2014年のニューマシン“SF14”が富士でシェイクダウン - 日本レースプロモーション・2013年7月11日〕。バトル時に問題となる後続車の挙動乱れの原因を抑制するために、フロントがハイノーズ化されたほか、リアウィングも空力の乱れが発生しにくい形を採用している。また、ロールバーは吸気口としての役割は下1/3程度で(エンジンではなくラジエーターの吸気口である)上部はスウィフト・017.nに引き続き、後方に空気を流すために開けてある。また、後述のNREの搭載を前提にしてあるため、車体後部は他のフォーミュラカーに比べて非常にスリムに絞り込まれた形状なのが特徴である。 エンジンは従来の3.4L V型8気筒 NAエンジンに代わり、「NRE」(Nippon Race Engine)〔と呼ばれる2.0L 直列4気筒ターボエンジンが搭載される。エンジン(パワーユニット)は引き続きトヨタとホンダの2社が供給する。将来的には「System-E」と呼ばれるモーターアシストによるハイブリッドシステムを組合せたパワーユニットとなる予定だったが、レースを主催する日本レースプロモーション(JRP)は、2014年は「System-E」を使用しない方針を明らかにしており〔スーパーフォーミュラ、ダラーラ製の2014年型レーシングカー「SF14」を初実走 - CAR Watch・2013年7月10日〕、導入されないまま2016年シーズンを迎えている。 このエンジンには、従来の回転数制限に変わり燃料流入量の制限による出力制限が行われるが〔、2014年からのF1のようなセンサーによる流入量監視の形ではなく、新開発の「燃料リストリクター」により文字通り燃料流入量を制限する〔新エンジンの重要部品である燃料リストリクター公開 - スーパーフォーミュラ・2014年3月20日〕。この「燃料リストリクター」はトヨタ・ホンダに加え、SUPER GTでも同規格のエンジンを使用する関係から日産も開発に参加しており、実際の製品の製造・調整はケン・マツウラレーシングサービスが担当する〔。なおスーパーフォーミュラではレース中の追い越しを容易にする「オーバーテイクシステム(OTS)」が組み込まれ、同システムがonにされている間(20秒間×5回)は1秒あたり5kg燃料流量が増し、約50馬力出力が増大する〔第3回 そのエンジンは新しいレースの扉を開く(2/2) - トヨタ自動車〕。2015年シーズンからは流量増加分が10kg/hに引き上げられたため、馬力も100馬力近い増加が見込まれる。 富士スピードウェイでのシェイクダウンの時に、中嶋一貴がドライブするトヨタエンジン搭載車が1分24秒台のタイムを記録し、直後に同地で行われたスーパーフォーミュラ第3戦の予選でも上位に入るタイムを出している〔SF14、テスト続く。一貴のトヨタ車が24秒台へ - オートスポーツ・2013年7月11日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダラーラ・SF14」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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