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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ISIL(アイシル、:イラク・レバントのイスラム国(イスラムこく))とは、IS(アイエス、: イスラム国)と名乗り〔「私はIS」フランスTV局のFacebookをダーイシュ(イスラム国)が乗っ取る (2015年04月09日)〕、イラク・シリア間にまたがって活動するイスラム過激派組織である。IS やイスラム国 、ISIS (アイシス、:イラク・シャームのイスラム国)、ダーイシュとも呼称される〔(呼称についての詳細は後節の「#名称・表記」を参照)。 == 概説 == ISILはアブー・バクル・アル=バグダーディー指揮の下イスラム国家樹立運動を行うアルカイダ系(現在は絶縁状態)イスラム過激派組織である。イラクとシリア両国の国境付近を中心とし両国の相当部分を武力制圧し、国家樹立を宣言し、ラッカを首都と宣言している。後述するように、外交関係の相手として国家の承認を行った国家は無い。 報道により伝えられる知見によれば、活動家たちは、ISILが大規模で組織的に活動していることに感嘆していると言い、さらに、ISILに批判的な活動家までが、ISILがわずか1年足らずで近代国家のような構造を作り上げて来たことに言及する〔。ISILは「カリフ国家」(カリフの指導下で運営される国家)が中東から東は中国、西は欧州まで広がることを望んでいるとされるが、彼らが言うカリフ国家がどのようなものなのか、ラッカなどで実証しようとしているようだという〔(→#政治、#理念・目標・政治的主張、#経済、財政を参照)。現地の住民らは、ISILの勢力拡大の大きな要因は、効率的で極めて現実的な統治能力にこそあると語ったとも報じられる〔。 ロイターの記者が取材によって2014年9月に明らかにしたことによると、ISILは、次世代を見据えて国家モデルを構築しており、たとえばシリア北東部の砂の平原にある町々においては、電気の供給、水の供給、銀行(イスラム銀行)・学校・裁判所などだけでなく礼拝所、パン屋にいたるまでがISILによって運営されている。 ISILの特徴に、現代のインターネットやSNSや動画サイトなどを利用し、巧みな広報戦略を用いて、イラク・イランの周辺地域だけでなく、はるか離れた世界各国からでも若者を多数兵士として募っているということがあげられる。 一方、住民らは恐怖政治に不満を募らせているとの報道もなされている〔石油と身代金で大儲け、ではなかった? 「イスラム国」の経済統制に市民の不満が噴出 - 講談社『クーリエビジネス』 〕〔。 有志国による激しい空爆にも関わらず、勢力の拡大を続け、2015年5月までにシリア領の過半を制圧〔「イスラム国」、シリア領の半分を制圧=監視団体 朝日新聞〕、ISILによる統治地域の面積は、2015年6月現在、日本の国土面積より一回り小さい程度である約30万平方キロメートルにも上ったが〔勢力圏拡大止まらず=日本の面積に匹敵か-「イスラム国」台頭1年 時事通信〕、IHSジェーンズ()によると、同年12月14日には、1月時点より支配地を約14パーセント縮小し、支配面積は北海道本島とほぼ同じ約7万8000平方キロメートルになるなど、勢いに翳りも見えてきている〔ラマディ、ほぼ制圧 IS、失地重ね陰り 毎日新聞〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ISIL」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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