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ダース・ベイダー(Darth Vader)は、アメリカのSF映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の人物。このシリーズにおける、代表的なアンチヒーローでもある。 日本語訳の表記は基本的には「ダース・ベイダー」だが、近年は「ダース・ヴェイダー」も使われている。この他には「ダース・ベーダー」という表記も一部で見られる。身長203センチ == 概要 == === 旧共和国時代 === かつてジェダイだった時の名前はアナキン・スカイウォーカー。 その人生は、正にジェダイの予言にある「フォースにバランスをもたらす者」を体現した者であった。なお『スター・ウォーズ』シリーズにおけるジェダイの騎士およびシスの暗黒卿の中でも(単純な戦闘能力に限って)最強のフォースの持ち主とされるのは、ジョージ・ルーカスの発言によると、オビ=ワン・ケノービとの決闘で敗れて大火傷を負いサイボーグになる前の五体満足な状態で、その潜在能力のすべてを開花させた彼であったとのことである。 ジェダイ時代にアナキンは、愛する者を守りたいという純粋な願望と若さ故の激情から、ジェダイの掟を何度となく破ってしまう。特に、妻パドメ・アミダラが死の運命にあるという予知夢を見た後は、妻を救う力を得たいと願うあまりにシスの暗黒卿ダース・シディアス(後の銀河帝国皇帝)の甘言に屈し、ジェダイ・マスターのメイス・ウィンドゥ殺害に手を貸してしまい、引き返す道を絶たれた状態でシスの暗黒卿へと転向して「ダース・ベイダー」という名前を与えられた。その直後、秩序を取り戻すという名目でクローン兵コマンダーのアポーが率いるクローン・トルーパー第501大隊を指揮してジェダイ聖堂を襲撃、そこにいた子供を含む全てのジェダイを虐殺、更にパルパティーンの命により、辺境の惑星ムスタファーで独立星系連合の幹部達も抹殺した。 完全に後戻りできなくなったアナキンは、この時点で目的が「妻を救う」から「銀河を支配し自分たちの障壁を排除する」と言うものになっており、彼の身を気遣ってムスタファーを訪れたパドメ・アミダラに、シディアスを倒し、自分と共に銀河を支配し思うがままに生きようと誘う。しかし彼女が暗黒面に魅了され様変わりしてしまった彼を否定し、彼の誘惑を拒絶したこと、さらに(彼女の意図したものではないとはいえ)その場にオビ=ワン・ケノービを連れて来ていたため、オビ=ワンに自分を殺させに来たという誤解により、彼は非力なパドメにフォースグリップを行使し、昏倒させてしまう。そしてかつての師に怒りの矛先を向けて戦いを挑む。暗黒面の力を得たが、このときのアナキンは冷静さを欠いており、熟練したオビ=ワンの戦法に思うままに攻撃できず、地の利を得たことで挑発をしたオビ=ワンの誘いにのってしまい、攻撃に移る一瞬の隙を突かれ、オビ=ワンのライトセーバーで左腕と両足を切り落とされ敗北。暗黒面に堕ちたかつての弟子を哀れむオビ=ワンに、彼はもはや憎しみしか抱いていなかった。溶岩の熱で服が発火して全身に火傷を負い、自然呼吸も不可能な体となってしまった。 危機を察して駆けつけたシディアスにより救出され、サイボーグ化手術を施されて一命は取り留めたものの、シディアスが期待していた、自身やヨーダをも超えるほどの可能性を秘めたフォースの潜在能力は、戦傷と火傷により生身の肉体の大半が失われたため、そのすべてを開花させることはできなくなってしまう。しかし、この体験で虚無感を抱くようになり、物事に対する興味をなくしたことで、アナキンとして抱くことが多かった執着や迷いがなくなり、皮肉にも隙の無い性格となった。また全身に大火傷を負い、ダース・シディアスを超える実力を身につけると期待された潜在能力のすべてが開花することはなくなってしまったが、それを差し引いても暗黒面のフォースを学んだことで依然高い実力を保っており、他の騎士の追随を許さぬほどであった。そのため皇帝もルーク・スカイウォーカーというかつての彼に比肩する才能が現れるまでの長い間、新たな弟子を取ることもなく自身の右腕として利用し、生き残ったジェダイや銀河帝国の抵抗勢力に脅威を与えることとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダース・ベイダー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Darth Vader 」があります。 スポンサード リンク
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