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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ダートマスBASICは、プログラミング言語BASICの元祖となった処理系である。ダートマス大学で設計・実装されたため、そのように呼ばれている。ジョン・ケメニーとがDTSS (Dartmouth Time Sharing System) の一部として設計した言語であり、対話的な使用を意図した初期のプログラミング言語の1つである。 言語は、コンパイラがオンメモリで動作し、1パスでコンパイルできるよう設計された〔『バック・トゥ・BASIC』p. 77〕。そして即座に実行されるので、使い勝手としてはインタプリタ的であったとも言える。 ダートマスにて数年間に渡っていくつかのバージョンが生み出された。最初のコンパイラはタイムシェアリングシステムが運用可能となる以前に完成した。これはCardBASICと呼ばれ、パンチカードで入力する標準的なバッチ処理で使用した。その後のバージョンと同様、ケメニーとカーツが指導する学部学生のチームが実装した。最初の対話型バージョンが一般ユーザーに使えるようになったのは1964年6月のことである。その後第2版は1964年10月、第3版は1966年、第4版は1969年、第5版は1970年、第6版は1971年、第7版は1979年にリリースされた。 == 歴史 == === 1960年代 === コンパイラの開発とオペレーティングシステム (DTSS) の開発は並行して行われ、最初のBASIC処理系は1964年初めごろバッチ処理内で動作するものとして書かれた。対話型バージョンは、1964年5月1日午前4時(ET)、ジョン・ケメニーとジョン・マクゲシーがDTSSの端末からBASICプログラムを実行することに成功した〔Author unknown (2007-08-08). Dartmouth Time Sharing System (DTSS) timeline (archived 2007). "Portions reprinted without permission from the Dartmouth Alumni Magazine, March 1995." Retrieved from http://web.archive.org/web/20070808230138/http://www.dtss.org/timeline.php.〕。最初のプログラムがどのようなものだったかは完全に明確にはなっていない。しかし、 PRINT 2 + 2 という1行のプログラムだったという説と〔、エラトステネスの篩を実装したものだったという説(1974年のケメニーとマクゲシーのインタビュー)がある。 第2版では大きな変更は加えられていない。PRINT文のセミコロンによる列区切りと配列の添え字のゼロ使用が加えられた。 第3版では、INPUT文による端末からのデータ入力と、強力なMAT文による行列演算機能、RESTORE文でREAD/DATA文のデータ読み出しを先頭に戻す機能が追加された。第4版では文字列操作機能と文字列変数が導入され、第5版ではファイル操作機能が追加された。60年代末ごろ、ゼネラル・エレクトリック版のBASIC(DTSSプロジェクトで使用していたのがGEのハードウェアだった関係で、GEは初期のBASICの利用者となっていた)がダートマスBASICから離れ、広まっていった〔『バック・トゥ・BASIC』p. 35 には「1970年ごろまで実質的に同一のもの」、p. 38には「66年ごろ、GEは第5版として知られるBASICを持ってゆきました」とある〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダートマスBASIC」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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