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チェーンガン(チェインガン、英語:chain gun)は、機関砲の作動方式の一つ。また、それを採用した機関砲の通称。 == 概要 == チェーンガンは、外部動力とチェーンによる結合で機関部を動作させるという方式、あるいは、これを採用した機関砲の通称である。M230 30mm機関砲やM242 ブッシュマスター 25mm機関砲などがある。これらの機関砲は単砲身で、車両(歩兵戦闘車・自走式対空砲など)や航空機(攻撃ヘリコプターなど)、あるいは艦艇などに積載される。 通常、機関砲は発砲時に発生するガスや反動を利用してボルトを前後させ、給弾・発砲・排莢のサイクルを繰り返し連射するが、不発射弾やジャム(弾詰まり)により、連続発砲不能になるのが弱点である。これらのガス圧式機関砲では、この不良実包を手動で強制排出させる必要がある。しかし、戦闘車両や航空機の外部など、直接操作し難い場所に取りつけられているものは、不良実包のたびに排莢レバーを操作する訳にもいかない。 そこで、モーターなど動力源でボルトに連結したチェーンを駆動させて連射する、外部動力式の機関砲として開発されたのが、チェーンガンである。この方式だと、不発射弾はそのまま他の正常に発射された弾丸の空薬莢と同様に強制的に排出されるため、連続射撃不能になる原因の一つが取り除かれ、連射が中断する危険が大幅に少なくなる。また、発射間隔を一定の範囲内で調節することも可能である。 同じ外部動力式機関砲であるガトリング砲と違い、チェーンガンには砲身や薬室が一つしか無い。また、機構的に連射速度の限界もガス圧式や反動式の機関砲とさほど変わらない点で、ガトリング砲とチェーンガンは決定的に異なる。しかし、チェーンガンは以下に述べるような理由により、軍事・銃器に詳しくない人々には、ガトリング砲(あるいはその一種であるバルカン砲)と混同される傾向がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チェーンガン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chain gun 」があります。 スポンサード リンク
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