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チェロ : ウィキペディア日本語版
チェロ

チェロヴィオロンチェロ、セロとも)は、西洋音楽で使われるヴァイオリン属弦楽器の一種である。弦の数は4本。略号は「Vc」。
== 概要 ==
西洋のクラシック音楽における重要な楽器の一つで、オーケストラによる合奏弦楽四重奏弦楽五重奏ピアノ三重奏といった重奏の中では低音部を受け持つ。また、独奏楽器としても重要であり、多くのチェロ協奏曲(チェロ・コンチェルト)やチェロソナタが書かれている。ポピュラー音楽においては決して一般的ではないが、しばしばポップスやロックの曲中でも用いられる。
ベルリオーズの時代には俊敏性にかけるといわれた歴史もあるものの、現在ではヴァイオリンヴィオラでできる芸当は現実的にチェロでも可能と解釈されている〔Samuel Adler The Study of Orchestration Second Edition 83ページ〕。
チェロに関した楽曲を時代ごとに挙げると、バロック音楽ではJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」、古典派音楽ではハイドンの「チェロ協奏曲第1番ハ長調」が挙げられる。ロマン派音楽では、ドヴォルザークの「チェロ協奏曲ロ短調」とエルガーの「チェロ協奏曲ホ短調」が有名で、ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、数あるチェロ協奏曲の中でも特に有名かつ評価が高い。日本では「ドボコン」(「ドヴォルザークのコンチェルト」の意。彼が生涯に書いた協奏曲の中で最も有名であるが故である)と略され親しまれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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