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チキタ★GuGu
『チキタ★GuGu』は、漫画家TONOによる漫画。朝日ソノラマ『ネムキ』誌の1997年9月号から2007年5月号にかけて連載された。全8巻。2007年にセンス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞している。 == 概要 == 中華風の架空の世界を舞台としたファンタジー漫画。リアル調からは遠い、デフォルメのきいた可愛らしい絵柄とは裏腹に、人権意識の薄い前時代的な文明のため殺人や強姦などが頻繁に起こり、貧富の差も激しい殺伐とした世界観となっている。妖による人間の捕食、飢饉による食人が繰り返し描かれ、一つのテーマともなっている。また、本来なら相容れ難い捕食者と被食者、加害者と被害者の心の交流も主軸となっている。 センス・オブ・ジェンダー賞で本作を推した評論家の荻上チキは、妖怪譚などにもみられる異種同士の付き合いをめぐる話の中で、「捕食する-される」という関係にあった者同士の間に芽生える、「ストックホルム症候群的な幸福」を描きながら、その幸福を複雑に対立させることで、「単なる『成長譚』や『状況適応』として提示せず、読者自身を『幸福観の対立する中、いかように選択するか』という問いの構造に巻き込んでいく。」作品と評している〔2007年度 第7回Sense of Gender賞 講評 荻上チキ 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チキタ★GuGu」の詳細全文を読む
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