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チップカード : よみがなを同じくする語

ChipCard
ChipCard TC-100
ChipCard VW-200
チップカード : ミニ英和和英辞書
チップカード[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

チップカード ( リダイレクト:ICカード ) : ウィキペディア日本語版
ICカード[あいしーかーど]

ICカード(アイシーカード、; )とは、情報データ)の記録や演算をするために集積回路 () を組み込んだカードのことである。国際的にはスマートカード () やチップカード () とも呼ばれ、日本では、特に演算処理機能を持つものをスマートカードと呼ぶ。
カード内にRAMROMEEPROMといった半導体メモリを組み込むことにより、情報量が従来の磁気ストライプカードと比べて数十倍から数千倍になる。さらに、CPUコプロセッサなどを内蔵することで、カード内部で情報処理が可能になるという特徴がある。
== 歴史 ==
ICカードの普及以前は、1960年IBMによって発明された磁気ストライプカードが主に使われていた。
ICカードは、ドイツでは1968年Helmut GröttrupとJürgen Dethloffが共同で、日本では1970年有村國孝が、フランスでは1974年にローラン・モレノ (Roland Moreno) が、それぞれ発明している。Helmut Gröttrupは1968年に特許を申請したが、認められたのは1982年になった。
ICカードをその機能により分類すると、次の4つに分けられる。
* メモリーカード(メモリのみ、ヒューズメモリなど) : 使い捨てプリペイドカードなどに利用
* ロジック付きカード(アクセス制御機能などを備えたもの)
* CPU搭載カード
* その他(専用コプロセッサなど)
CPUを搭載して単体で演算能力を持つICカードは1970年代後半に登場した。製品としてはブルモトローラが共同で、1973年から1979年に掛けてメモリカードやマイコンカード(EEPROM内蔵CPU、CPU搭載EEPROM、1チップ化したもの)を開発した。これがICカードの始まりとなった。ブルのICカード部門会社のブルCP8は日本国内において大日本印刷と合弁でSPOM JAPANを設立した。マイコンカードの基本技術はCP8技術、或いはSPOM (Self Programmable One-chip Microcomputer) 特許として知られ、世界中のカードメーカーにライセンスされた。その後、現在のSTMicroelectronics NVが1982年にセキュア・メモリICを開発した。日本では1981年大日本印刷が研究を開始し、1983年大日本印刷凸版印刷がICチップインカードを、東芝1984年にICカードを、日立製作所(現在のルネサス エレクトロニクス)が1985年にICカードマイコン (HD65901) をそれぞれ開発した。ソニー1988年から非接触ICカードの研究開発に着手していた。
初期のCPUは4bit - 8bitCPUであったが、その後16bit - 32bitCPUが搭載された。805180526805Z80H8AE-4AVRARMMIPSなどの既存アーキテクチャを使うものだけでなく、独自の非公開アーキテクチャを採用するものもある。
メモリサイズは当初256bit - 8kByteであったが、徐々に大きくなり、2003年頃には32kByte - 512kByte、1MByteになっている。
不揮発性メモリとしては、EEPROMの他にフラッシュメモリFeRAM (FRAM) を搭載したカードがある。当初、EEPROMの書き換えにはIC駆動に用いるVccとは別に専用の電圧を必要としていたが、その後Vccだけで動作できる様に改良された。
RSA用コプロセッサ搭載カードは1990年代前半に登場した。DES/トリプルDESはソフトウェアで実装される場合と、専用回路で実現する場合がある。
当初のICカードはプログラムをROMに格納していたが、1990年代後半にはプログラムを不揮発性メモリにダウンロードできる仕組みを持つプラットフォーム型ICカードと呼ばれるMULTOSカードやJavaカードが開発された。MULTOSカードはMasterCard大日本印刷日立製作所が開発し、プラットフォーム型ICカードの先駆けとなった。MULTOSカードは、MELという専用のアセンブラライクな言語でプログラムを記述する。1999年にはクレジットカードとして大規模に発行開始し、世界初のプラットフォーム型ICカードの実用化となった。Javaカードはカード内にJava VMを内蔵し、Javaで記述されたプログラムを実行する事ができる。Javaの実行環境を含めたJavaカードなどでは、暗号化電子署名の技術を使う事ができるものもある。
カードOS(通信制御・ファイル管理など)にITRONを採用しているカードもある。また、TRONプロジェクトが提唱している電子身分証のeTRONカードもICカードの一種である。
ICカードはプラスチックを使っているが凸版印刷リサイクル可能なを材料としたものを開発し2009年4月から販売を開始した。併せて回収と再生までのリサイクルの体制の確立も行う〔読売新聞2009年3月26日12版19面〕。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ICカード」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Smart card 」があります。




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