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チベットの領域に関する認識と主張では、「チベット」の記事の下方単位として、チベット亡命政府および中華人民共和国政府それぞれの主張するチベットの範囲を中心として、「チベットの領域」についての認識について紹介する。 ==チベット人の考える「チベットの国土」 == チベット亡命政府、中国政府それぞれの「現在の主張」を紹介するに先立ち、本節ではチベット人の伝統的なチベット認識について紹介する。 チベット人が伝統的に「チベットの国土」と考えてきた領域(周縁部の諸民族との雑居地帯含む)領域は、小プーと大プー、チベット三チョルカ等として一括される地域である。 これは、中華人民共和国が民族区域自治政策に基づき、チベット民族の自治区(チベット自治区)、自治州(青海省・四川省・甘粛省・雲南省のチベット族自治州)、自治郷などを設けている領域の総和(チベットの項の付図において歴史的チベットと称して提示されている領域)にほぼ等しい。 この領域の全域が、チベットに本拠地をおく単一の政権によって統合されていた期間はさほど長くないとされる〔乙坂智子「サキャパの権力構造」『史峯』 第三号(1989.10)。佐藤長「パクモドゥパ政権初期のチベット情勢」『中世チベット史研究』同朋舎,1986, 第三論文。山口隋鳳「顧実汗のチベット支配に至る経緯」『岩井博士古稀記念論文集』, 開明堂1963〕が、吐蕃によるチベットの建国以来、この地域の住人たちの間では、文化的、経済的な一体性を背景として、一国としての観念が共有されてきた〔山口瑞鳳『チベット』上、東京大学出版会, 1987〕。 モンゴル帝国や明王朝の冊封を受けたこともあり、18世紀の雍正のチベット分割以降は、カム地方の東半部とアムド地方東部の諸侯たちは「兵部」〔唐代に成立した中国の中央政府機関六部の一つ。軍事を担当。〕から土司として冊封され、彼らの所領は四川省、青海地方などに分属して「内地」に帰属するとされていた〔龔蔭『中国土司制度』雲南民族出版社,1992〕。しかし彼ら自身が編纂させた史書をみると、文殊皇帝(=清朝の君主)との関係を誇らしげに提示する一方、自分たちの所領がチベット(bod yul)から分離され、中国(rgya nag)に移管されたなどとはまったく考えておらず、一貫してチベット三チョルカの一部を構成していると考え続けていたことがわかる〔kun mkhyen 'jigs med dbang po (smon lam rgya mtshos zhus dag byas), co ne'i bstan 'gyur dkar chag, ken su'u mi rigs dpe skrun khang(久美旺布著(毛蘭木嘉措校訂)『卓尼丹珠目録』(甘粛民族出版社,1986, ISBN 7-5421-0029-7、sum pa ye shes dpal 'byor, chos 'byung dpag msam ljon bzang, ken su'u mi rig dpe skurn khang, 1992(松巴堪欽『松巴佛教史』甘民族出版社, ISBN 7-5421-0085-8)〕。 中国語で「西蔵」と名付けられた地域の領域は、チベット人が伝統的に「チベットの国土」と考えてきた上記の領域のうち、西南方の2分の1程度に相当する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チベットの領域に関する認識と主張」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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