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zymogen =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
酵素前駆体(こうそぜんくたい チモーゲン)とは、不活性な酵素前駆体のことである。 酵素前駆体が活性を持つ酵素に変化するには、加水分解や構造変化などの生化学的変化によって活性部位が働ける状態になる必要がある。 なかでも、酵素前駆体の一部がプロテアーゼによって切断される例は多く、活性化の過程で遊離したペプチド鎖は活性化ペプチドと呼ばれる。 ==酵素前駆体の例== 酵素前駆体の例として、以下のようなものがある。 ;トリプシノーゲン: 消化酵素 トリプシン の前駆体 ; キモトリプシノーゲン: 消化酵素 キモトリプシン の前駆体 ; ペプシノーゲン: 消化酵素 ペプシン の前駆体 ; プロエラスターゼ: 消化酵素 エラスターゼ の前駆体 ; プロリパーゼ: 消化酵素 リパーゼ の前駆体 ; 血液凝固系の酵素の大半: カスケード反応を形成している ; プラスミノゲン: 線溶系の酵素 プラスミン の前駆体 ; 補体系の酵素の一部 ; カスパーゼ: アポトーシスを実行するシグナルカスケードを構成している このうち、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、凝固系酵素、プラスミン、補体系酵素はセリンプロテアーゼである。カスパーゼはシステインプロテアーゼであり、ペプシンはアスパラギン酸プロテアーゼである。 なお、活性化された酵素を、別の酵素が修飾して不活性化する過程も存在する。例えば、凝固系のプロテインCは、活性型第V因子や活性型第VIII因子を分解して不活性化する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酵素前駆体」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Zymogen 」があります。
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