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チャクラ級潜水艦 (チャクラきゅうせんすいかん、英語:Cakra class submarine) はインドネシア海軍が運用する通常動力型潜水艦の艦級の一つ。ドイツのHDW社の209型潜水艦シリーズのひとつである。 == 概要 == 本級は、209型潜水艦のなかでも、最大勢力である209/1300型に属する。これは排水量が1,300トン級であることを意味し、209型潜水艦の最初のモデルである209/1100型をベースに大型化したものである。 本型の技術的特徴は209型潜水艦とまったく同じであり、単殻構造の耐圧殻の上に非耐圧・大型の上部構造を乗せた構造となっている。また、装備も209型の標準的なものを搭載しており、ソナー・システムは、AN 526パッシブ・ソナー、407 A9パッシブソナー、タレス DUUX-2 脅威受信機から構成されるSTN アトラス (STN Atlas)社製 CSU-3-2 統合ソナーである。搭載する兵器は、209型とあわせてドイツが輸出しているSTN アトラス社製SUT両用魚雷である。SUT (Surface and Underwater Target) 魚雷は、直径533mm、全長6.39m、重量1,420kg。誘導方式は有線、終末段階は魚雷自身のアクティブ・ソナーを使用する。最大雷速は35ノット、航走距離は35ノット時で12,000m、23ノット時で28,000m。リチウム電池による電動機駆動である。 本級は2隻の建造に留まり、これを補完するためにドイツ海軍中古の206型潜水艦を購入する計画となっていた。しかし、1986年から1989年にかけて本級に対し行なわれた近代化改装が予想外に高くついたことからこの計画は撤回され、このために、インドネシア海軍の潜水艦部隊は長らく2隻体制で我慢せざるを得なかった。その後、2006年ごろより、韓国やロシアからの潜水艦の輸入が検討され始めた。このうち、韓国は、同国海軍で運用されている張保皐級潜水艦 (209/1200型潜水艦) をオファーしており、インドネシア国内での建造も考慮されている。なお、この場合には、インドネシアも開発に加わった輸送機/海洋哨戒機であるCASA CN-235とのバーターとなるとも言われている。インドネシアは、2024年までに合計で12隻の潜水艦を保有することを計画している。 なお潜水艦名「チャクラ」は、サンスクリット語由来であり、同名のものがインド海軍にもあるが、こちらはチャーリー級原子力潜水艦 とアクラ級原子力潜水艦である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チャクラ級潜水艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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