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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ チャコ : [ちゃこ] (n) chalk, (n) chalk
チャコリ(, または, )は、微発砲性でごく辛口、酸味が強く、アルコール度数が低いワインである。主にスペイン北部のバスク州、ナバーラ州、カンタブリア州、ブルゴス県北部で栽培・製造され、チリでも少量を生産している〔Entry for "chacolí" in the Diccionario de la Lengua Española. 〕。スペイン国内のワイン法で3種類がDO(原産地呼称)認定を受けている。 一般的に食前酒として出され、長期間の保存が利かないため、ボトル詰めから1年以内に飲まれる。もっとも一般的には白ワインであり、淡い緑色を持つ種類もあるが、中には赤ワインやロゼの品種も使用される。チャコリを提供する際には、通常は背の高いグラスに高所から注がれ、ピンチョスと一緒に提供されることも多い。アルコール度数は概して9.5度から11.5度の間である。ビスカヤ県・ビルバオ近郊のレイオアにある18世紀のメンディビレ宮殿は、今日ではチャコリ博物館として使用されており、大規模なコレクションを背後にチャコリの歴史を説明している。シードラ(リンゴ酒)を注ぐ際のエスカンシアールと呼ばれる注ぎ方は、チャコリにも使用される〔菅原千代志・山口純子『スペイン 美・食の旅 バスク&ナバーラ』平凡社、2013年、p.88〕。 == 名称 == バスク語でワインは「チャコリン」(txakolin, )と呼ばれ〔Entry for "txakolin" in the Hiztegi Batua. エウスカルツァインディア〕、定冠詞の意味を持たせると「チャコリーナ」(txakolina)に変化する。この用語は18世紀中頃から存在することが証明されており、また「チャコリン」はしばしば個人名にも使用される〔Entry for "txakolin" in the Orotariko Euskal Hiztegia. エウスカルツァインディア〕。伝統的には、一般的な綴りはtxakolinだが、フランス領バスクではxakolinという綴りで記述されている。1985年以来、エウスカルツァインディア(バスク語アカデミー)はtxakolinという綴りが本来の綴りとは異なるミススペリングであるとしている〔〔。txakolinという単語に由来する派生語として、txakolin-ardo(チャコリ・ワイン)、txakolin-dantza(チャコリ・ダンス)、txakolin-saltze(チャコリ市場)、txakolin gorri(赤チャコリ)、txakolin-etxe(チャコリ・ハウス)などがある〔。 スペイン語ではchacolí()と綴られ、この単語はバスク語のtxakolinに由来している〔。1520年にバスク地方から提出されたスペイン語の書類の中にvino chacolínという用語が用いられたことが、スペイン語におけるこのワイン名の初出である〔Lehen txakolin ardoa, orain txakolina Euskonews、2008年11月14日〕。このワインはフランス語ではしばしばchacoliと綴られる〔Peuchet, J. ''Dictionaire Universel de la Géographie Commerçante'' (1799-1800) Paris〕。 大半の研究者はチャコリンという用語をバスク地方起源であるとしている。その起源は完全には明らかにされていないが、語尾の「-in」は液体を表す際に頻繁に用いられ、「酢」はバスク語でozpinであるし、「薄めたワイン」はpitipinまたはtxuzpinである〔Azkue, RM レスレクシオン・マリア・デ・アスクエ ''Diccionario Vasco-Español-Francés'' 1905〕〔。より想像力豊かな推論としては、etxeko ain(家庭用で十分)に由来するという説がある〔Mikel Corcuera, Manolo González, Pedro J. Moreno. ''Chacoli/ Txakolina'' . Dept. of Education Office of Education, 2010, p. 156-157.〕。他の研究者は、ギプスコア県東部の村のフランスワインを識別するために初めて登場したとしてフランス語起源を唱えているが〔、この用語がスペイン語起源であると示唆する研究者もいる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チャコリ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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