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チャネリング : ミニ英和和英辞書
チャネリング
channeling
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チャネリング : ウィキペディア日本語版
チャネリング

チャネリング () とは、高次の的存在・宇宙人・死者などの超越的・常識を超えた存在、通常の精神(自己)に由来しない源泉との交信法、交信による情報の伝達を意味し、アメリカで1980年代に隆盛したニューエイジ運動の中で使われるようになった名称である〔。1972年に(1929年 – 1984年)と夫のロバート・バッツ(1919年 - 2008年)が『セスは語る』(Seth Speaks)を出版したことからはじまったと言われる〔チャネリング The Skeptic's Dictionary 日本語版 二千年紀のための懐疑論ガイド 〕。チャネリングを行う人を(チャネル、チャンネル。水路、通信路の意)、あるいは(チャネラー) と呼ぶ。チャネリングは民俗学者や人類学者ならば“シャーマニズム”という用語で分類する分野におおむね相当し、「チャネル」「チャネラー」は従来の表現で言えば 霊媒(英:medium)に当たる。
チャネリングにおける交信対象は必ずしも全知全能ではないが、たいていの人間より知恵や洞察力においてまさっていると信じられている〔進藤英樹 「ニューエイジとエソテリシズム(1)ハーネフラーフの『ニューエイジ宗教と西洋文化』 」 帝京大学外国語外国文学論集 (15), 65-98, 2009 〕。こうした存在との交流は学びと導きのために求められる〔。ニューエイジにおいて、人間以上の存在から啓示をもたらすとして重視された。現在でもスピリチュアルオカルトの分野でこの用語が使われ、学習して習得できる技術であるともされ、ハウツー本も販売されている。ただし、西洋エソテリシズム研究の大家は、ニューエイジについても検討してるが、彼の研究対象になるようなチャネル(実践者)には、意図的にチャネルになることを学んだ人はいないようである〔。
チャネリングの方法は憑依による口述、自動筆記などがあり、トランス状態で行われる場合や、チャネルが意識のある状態でメッセージを聞き取るような、トランス状態ではないと思われる場合もある〔。方法、内実ともに多様であり、ハーネフラーフは、ニューエイジャーがチャネリングとみなすさまざまな現象の共通項は、ただ人が受け取った情報(メッセージ)を、通常意識とは異なる源泉からやってきたものと解釈するという点にあるように思われると述べている〔。
チャネリングに対する人々の見解は様々で、真正であると支持する意見もあれば、交信の真偽はさておきチャネルされたという思想の内容に興味を持つ人、すべてが演技でありチャネルとは邪道に走った役者に過ぎないと批判する人もある〔。広く支持され、経済的に成功したチャネルもいる。心理学者はしばしば、チャネリングは人格分離であり、交信対象は、表面意識では気づいていないチャネルの一部であると説明しており、この考え方は広く支持されている〔ジョン・クリモ 著 『チャネリングI―饒舌な宇宙』 プラブッダ 翻訳、1991年、ヴォイス〕。ニューエイジ的スピリチュアリティを一種のスピリチュアルなナルシシズムないし疑似神秘主義とする批判もあり、ニューエイジの重要な擁護者ですら、「チャネリングとスピリチュアリティ(霊性)の混同」を指摘している〔教皇庁文化評議会/教皇庁諸宗教対話評議会 著『ニューエイジについてのキリスト教的考察』 カトリック中央協議会司教協議会秘書室研究企画 翻訳、カトリック中央協議会、2007年〕。チャネルのように、宗教的指導者あるいは英知の持ち主として自分を売り込むような人間は、個人としての責任を放棄し権威に依存するような人間を引き付け、時にこういったリーダーは、自己権力の強化や追従者たちのコントロールのとりこになるという批判もある〔。
==定義==
定義は人によってさまざまであるが、前ラトガー大学教授でチャネリングを肯定的に研究するジョン・クリモは、チャネリングの内に直感や洞察、霊感、そして想像力などの伝統的な概念を取り込み、「チャネリングは我々が知っている物理的なものとは異なった現実の次元に存在すると言われる源泉、したがってチャネルの通常の精神(自己)に由来しない源泉から、物理的に具現化した人間に、あるいはその人間を通してやって来る情報の伝達である」と定義している〔。精神世界研究家の伊泉龍一は、チャネリングをひとまず簡潔に定義すると「通常の五感とは異なる方法で、人間を超えた超越的ななんらかの存在者(これをエンティティと呼ぶ)とコンタクトを取り、なんらかの情報を受け取ること」であると述べている〔伊泉龍一「現代の「チャネリング」と呼ばれる現象は一体何なのか? ―スピリチュアル史解説[コラム]」 マイナビニュース〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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