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チャノキ(茶の木、学名:''Camellia sinensis'')は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。チャの木、あるいは茶樹とも記される。単にチャ(茶)と呼ぶこともある。原産地はインド・ベトナム・中国西南部とされるが詳細は不明、野生化した樹木を含め熱帯から暖帯のアジアに広く分布〔片野田逸朗「九州・野山の花 - 花トレッキング携帯図鑑」2004年 南方新社〕。 == 特徴 == チャノキにはは大きく分けて2つの変種がある。中国種のカメリア・シネンシス・シネンシス(''c. sinensis'' var. ''sinensis'')は中国南部に自生する灌木である。丈夫な枝、短い茎、細長い葉を持ち、藪や岩だらけの傾斜地などに自生し、0.9-5.5メートルに成長する。短い期間なら霜にも耐えられるため、ダージリン地方、台湾、セイロン島中央の山地など高所の栽培に向いている。 インドのアッサム地方、スリランカなど湿潤な地域で自生するアッサム種(アッサムチャ、学名 : ''C. sinensis'' var. ''assamica'')は8-15メートルにも達する高木になる。大きな葉をつけるため茶葉の収量は多い。 中国や日本の茶畑で栽培される中国種は普通は1メートル前後に刈り込まれるが、野生状態では2メートルに達する例もある。幹はその株からもよく分枝して、枝が混み合うが、古くなるとさらにその基部からも芽を出す。樹皮は滑らかで幹の内部は堅い。若い枝では樹皮は褐色だが、古くなると灰色になる。 葉は枝に互生する。葉には短い葉柄があり、葉身は長さ5-7センチメートル、長楕円状披針形、先端は鈍いかわずかに尖り、縁には細かくて背の低い鋸歯が並ぶ。葉質は薄い革質、ややばりばりと硬くなる。表面は濃緑色でややつやがある。その表面は独特で、葉脈に沿ってくぼむ一方、その間の面は上面に丸く盛り上がり、全体にはっきり波打つ。 花は10-12月初旬ごろに咲く。そのため「茶の花」は日本においては初冬(立冬〔11月8日ごろ〕から大雪の前日〔12月7日ごろ〕)の季語とされている〔"茶の花(ちゃのはな)・初冬". (NPO法人季語と歳時記の会). 2015年12月8日閲覧〕。花は枝の途中の葉柄基部から1つずつつき、短い柄でぶら下がるように下を向く。花冠は白く、径2-2.5センチメートル、ツバキの花に似るが、花弁が抱え込むように丸っこく開く。 果実は花と同じくらいの大きさにふくらむ。普通は2-3室を含み、それぞれに1個ずつの種子を含む。果実の形はこれらの種子の数だけ外側にふくらみを持っている。日本の地図記号で茶畑を表す記号はこの果実を図案化したものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チャノキ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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