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チャパティ(チャパーティー 英語:Chapati ウルドゥー語:چپاتی ヒンディー語:चपाती)は、インド、パキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンにおけるパンのひとつ。南アジアからの移民の影響で、東アフリカにも普及している。ロティの一種。 直径12cm程の円形で、薄いクレープのような形状をしている。アーター(Atta、ヒンディー語:आटा)と呼ばれる全粒粉と水を捏ねて生地を作り、発酵させずに薄い円形にのばして焼いたものである。タワー(Tava तवा)という円形の鉄板などで焼いてから、直火で焼くと膨らむ。タワーはフライパンで代用できるし、直火焼きも一般的なガスコンロでも可能である。 また、薄い円形にのばしたチャパティの生地を油で揚げたものはプーリー(पूरी)、同じ生地に油を塗って折り畳むことを繰り返し、薄くのばしてから焼いたり、茹でたジャガイモなどの野菜や刻んだ青唐辛子などスパイスを混ぜてから少量の油で焼いたものはパラーター(ヒンディー語:पराठा)という。 欧米や日本ではカレーなどのインド料理に付くパンとしてはナンが良く知られている。ナンは生地をタンドール(ヒンディー語:तन्दूर)の内側に張り付けて焼くが、大きなタンドールを持つ家庭は少ないうえ、精製した小麦粉を用いるナンは高級とされている。少しの燃料とタワーがあればすぐに焼けるチャパティの方が一般的である。屋外に器具と粉、水を携行し、出先で燃料を集めればどこでも焼きたてのチャパティを食べられるので遊牧民の生活にも適している。 粉と水を混ぜて捏ね平たく伸ばして焼くだけという簡単なものなので、同様なものは世界各地にある。 近年は日本のインド料理店でも供する事が多くなった。屋台やそれに類する小規模店舗では、タンドールの設備が無いため、チャパティを供する場合が多い。逆に大きな店舗で、既に大きなタンドールがある場合においては、ナンを焼くほうが簡単であるため、単に未精製の小麦粉を材料に用いただけで、調理法としてはナンと同一のものを、チャパティと称する例も見られる。 File:Chapaticooking.jpg|チャパティ生地をのばす File:Roadside chapati stand, Mandalay.jpg|マンダレーのチャパティ屋台 == 関連項目 == * インド料理 * ナン * ピタ * ホブズ * ロティ * パンのマーチ - インド語でパンを意味する言葉としてチャパティが紹介されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チャパティ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chapati 」があります。 スポンサード リンク
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