|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 侯 : [こう] 1. (n,n-suf) marquis 2. lord 3. daimyo ・ 侯爵 : [こうしゃく] 【名詞】 1. marquis 2. marquess
チャムリー侯爵(; )は、イギリスの侯爵位。連合王国貴族。爵位名は「チャムレー」、「チャモレー」などとも表記される。「コルモンデリー」や「チャーモンドレー」といった表記は誤り。 1815年に、初代オーフォード伯爵ロバート・ウォルポールの孫にあたる第4代チャムリー伯爵が叙位されたことに始まる。 2014年現在のチャムリー侯爵は、第7代侯爵となるデイヴィッド・チャムリーである。によって世襲貴族が自動的に貴族院に議席を持つことはなくなったが、式部卿(; 式部長官)を世襲しているチャムリー侯爵は紋章院総裁()を世襲しているノーフォーク公爵とともに例外となり、彼はこの貴族院改革後も議席を持っている。 侯爵位の法定推定相続人は「ロックサヴェイジ伯爵」の、その法定推定相続人は「マルパス子爵」の儀礼称号を称する。 侯爵家の邸宅はノーフォーク州のと、チェシャー州のである。 == 歴史 == チャムリー家は、ノルマン・コンクエストの時よりチェシャー州チャムリーを領してきた旧家である。1542年、はスコットランド王国との戦いにあたって100人の兵士を自費で集めたことを賞されてイングランド王ヘンリー8世からナイトに叙任されている。また彼はなどの職も務めた。 サー・ヒューの息子のうち、長男のは1628年に「チャムリー子爵(第1期)」、1646年に「」(いずれもアイルランド貴族)に叙されたが、生涯未婚だったためこれらの爵位は1代限りとなった。その弟ヒューの長男は1661年にアイルランド貴族「チャムリー子爵(第2期)」へ叙され、彼がチャムリー侯爵家の祖先となった。またリンスター伯爵ロバートやヒューの末弟トマスは、家の祖先となっている。 初代チャムリー子爵ロバートが1681年に死去すると、長男のが2代子爵となった。彼はウィリアム3世とメアリー2世のイングランド王即位を支持し、名誉革命後の1889年にイングランド貴族「チャムリー男爵」へ叙されてイングランド貴族院へ列し、1706年には「チャムリー伯爵」(イングランド貴族)へ陞叙された。彼はに任じられた他、やといった宮中職も務めた。初代伯爵ヒューは生涯未婚だったが、彼が授けられた爵位のには弟への継承を認める特別規定()が付されており、これに従ってジョージが2代伯爵となった。 2代チャムリー伯爵となるジョージは傑出した軍人であり、1690年のボイン川の戦いでを率いて戦ったほか、1692年のステーンケルケの戦いでも戦功を挙げ、最終的には陸軍大将まで昇進している。彼は1715年にアイルランド貴族の「」、1716年にグレートブリテン貴族の「ニューバラ男爵」に叙された後、1725年に兄からチャムリー伯爵位を相続した。2代伯爵ジョージが没すると、長男のが3代伯爵となった。彼はホイッグ党の政治家で、サー・ロバート・ウォルポールの下でを、ヘンリー・ペラムの下で王璽尚書を務めた。 3代伯爵ジョージの長男であるは早世したため、その息子のジョージが4代伯爵となった。彼は第3代ポートランド公爵ウィリアム・キャヴェンディッシュ=ベンティンクの下でを、スペンサー・パーシヴァルの下で王室家政長官(; 王室家令長)を務め、1815年に「ロックサヴェイジ伯爵」および「チャムリー侯爵」に叙された。 2代侯爵となったのは初代侯爵の長男のである。彼は当初庶民院議員であったが1821年にによって「ニューバラ男爵」として貴族院へ招集されて貴族院議員となった。また母親が第3代だったことから、第4代アンカスター公爵の死去を受けてを継承し、以後チャムリー侯爵は代々式部卿を世襲することになった。 2代侯爵が没すると、長男のが3代侯爵となった。彼は保守党の政治家で、襲爵前には35年にわたって庶民院議員を務めていた。3代侯爵の没後は彼の唯一の男子であった、次いでその長男の、その長男のが侯爵位を相続した。 2014年現在のチャムリー侯爵は6代侯爵の長男であるデイヴィッドで、1990年に襲爵した。1999年貴族院法によって世襲貴族が自動的に貴族院に議席を持つことはなくなったが、式部卿を世襲しているチャムリー侯爵と紋章院総裁を世襲しているノーフォーク公爵は例外として議席の世襲が認められ、彼は引き続き貴族院議員となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チャムリー侯爵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|