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チャルメルソウ属[ちゃるめるそうぞく]
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チャルメルソウ属[ちゃるめるそうぞく]
チャルメルソウ属 (学名:''Mitella'' )は、ユキノシタ科に含まれる植物の群。根出葉の間から長い穂を出し、小さな花をつける。花弁が羽状に裂けるものが多く、拡大してみると面白い花である。世界の半分の種が日本固有種である。 == 特徴 == 小型の多年生草本で発達した根茎がある〔以下、主として佐竹他(1999),p.162〕。根出葉を出し、茎には葉が発達しないものが多い。根出葉には長い柄があり、互生するが、根茎が立つ種ではその先端に束生して見える。葉柄基部には托葉があり、膜質で左右1対が先端で多少合生する。 花茎は側生で、多くの場合に赤褐色の荒い毛がある。花は総状花序をなし、小型の両性花で5数性、柄がある。ただし雌雄異株の種も1種だけ知られる(モミジチャルメルソウ)。苞は小型で先端が3-5裂する。萼は杯状または鐘状で、子房とその基部で癒合するが、全体まで癒合する例もある。萼片は5個で、花後も残る。花弁は5枚、萼筒上端について、早くに脱落する。多くの場合、細くて大きく羽状に裂け、それこそ羽根の軸だけのような姿になるが、裂けない種、あるいは花弁を失った種もある。雄蕊は5-10個。花盤があり、子房は中位。柱頭は2個で、果時まで残る。果実は蒴果で、花柱間の縫合線で裂けて開く。種子は多数でほぼ卵形。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チャルメルソウ属」の詳細全文を読む
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