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チャープ信号 : ミニ英和和英辞書
チャープ信号[ちゃーぷしんごう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [まこと, しん]
  1. (adv,n) truth 2. faith 3. fidelity 4. sincerity 5. trust 6. confidence 7. reliance 8. devotion 
信号 : [しんごう]
  1. (n,vs) traffic lights 2. signal 3. semaphore 
: [ごう]
  1. (n,n-suf) (1) number 2. issue 3. (2) sobriquet 4. pen-name 

チャープ信号 : ウィキペディア日本語版
チャープ信号[ちゃーぷしんごう]
チャープ信号とは、時間とともに周波数が増加(「アップチャープ')するか、時間とともに周波数が減少(「ダウンチャープ」)するような信号である。チャープ信号はスイープシグナルと同等の意味でつかわれることもあるソナー及びレーダーで一般的に使用されるが、スペクトラム拡散通信のような他の用途でも利用される。スペクトル拡散で使用する場合には、RACのような表面弾性波デバイスを使って生成や復調されたりすることがよくある。光学系では、光学伝送路材料の持つ分散特性によりパルス信号の分散が増加したり、減少したりすることで、超短レーザパルスがチャープ信号となる場合がある。チャープと言う名前は英語での鳥の発するチャープ音(さえずり)がもとになっている。
== チャープのタイプ ==

=== 線形チャープ信号 ===

線形チャープでは、瞬時周波数 f(t) は時間とともに線形に変化する:
f(t) = f_0 + k t
f_0 は開始周波数 (at time t = 0)で、kは周波数の増加率あるいはチャープ率である。
k = \frac
 f_1 は最終的な周波数で f_0 が開始周波数である。 T f_0 から f_1までをスイープするための時間。
時間領域において、任意の発振波形の位相は周波数の積分値である。つまり、位相φは、\phi(t+\Delta t)\simeq\phi(t)+2\pi f(t)\,\Delta tと表され、逆に位相の微分値が角周波数となる。\phi'(t)=2\pi\,f(t).
線形チャープにおいては次のようになる。
\begin
\phi(t) &= \phi_0 + 2\pi\int_0^t f(\tau)\, d\tau\\
& = \phi_0 + 2\pi\int_0^t (f_0 + k \tau)\, d\tau\\
& = \phi_0 + 2\pi \left(f_0 t + \frac t^2 \right),
\end
 \phi_0は、初期位相(時刻 t = 0)である。上記の式の形から、クアドラティックフェーズ信号とも呼ばれる.〔Easton, R.L. (2010).
時間領域での正弦波の線形チャープはラジアンで表した位相の正弦関数であり、次の式になる:
x(t) = \sin\left+ 2\pi \left(f_0 t + \frac t^2 \right) \right
周波数領域においては、 f(t) = f_0 + k t で表される瞬時周波数と共に、周波数変調の結果生まれる余分な周波数成分(高調波)が伴う。この高調波は、ベッセル関数により定量的に記述することができる。しかし、周波数対時間の関係を表すスペクトログラムを利用することで、線形チャープが基本波のチャープとその高調波成分を含むことを容易に確認することができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「チャープ信号」の詳細全文を読む




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