翻訳と辞書
Words near each other
・ チャールズ・ローレンス級高速輸送艦
・ チャールズ・ローヴェン
・ チャールズ・ワイヴィル・トムソン
・ チャールズ・ワグナー
・ チャールズ・ワトソン・ウェントワース
・ チャールズ・ワトソン=ウェントワース
・ チャールズ・ワトソン=ウェントワース (第2代ロッキンガム侯)
・ チャールズ・ワトソン=ウェントワース (第2代ロッキンガム侯爵)
・ チャールズ・ワークマン
・ チャールズ・ワーグマン
チャールズ・ヴァカンティ
・ チャールズ・ヴァーノン・グリッドレイ
・ チャールズ・ヴィダー
・ チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード
・ チャールズ・ヴェイン
・ チャールズ・ヴェーン
・ チャールズ・ヴェーン (第3代ロンドンデリー侯爵)
・ チャールズ今井
・ チャールズ川
・ チャールズ朝演劇


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

チャールズ・ヴァカンティ : ミニ英和和英辞書
チャールズ・ヴァカンティ[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

チャールズ・ヴァカンティ ( リダイレクト:チャールズ・バカンティ ) : ウィキペディア日本語版
チャールズ・バカンティ[ちょうおん]

チャールズ・バカンティ()は、アメリカ合衆国出身の、麻酔科医医師M.D.〔M.D.は日本における学士(医学)に相当するものであり、博士(医学)に相当するPh.D.は所持していない。〕)。研究分野は、麻酔学組織工学細胞生物学
マサチューセッツ大学メディカル・スクール麻酔科教授、同 再生医科学センター長、国際再生医学会長、アメリカ麻酔学会長を歴任し、ティッシュ・エンジニアリング学会・学会誌の主宰者。現在はハーバード・メディカル・スクール及びブリガム&ウィメンズ病院教授
1995年10月に「ミミネズミ(バカンティマウス)」がBBCテレビで報道され、その視覚的に強烈なインパクトにより、バカンティと生体組織工学(組織工学、ティッシュ・エンジニアリング)は世に広く知られるようになった。同分野で多くの特許を持ち、生体組織工学においては著名な人物である〔(テーマ:International exchange program toward the establishment of research centers for advanced tissue engineering and regenerative medicine achieving the translational study、プロジェクト期間:2005年4月1日-2007年3月31日)〕。spore-like cellsSTAP細胞の提唱者でもある。
== 来歴・人物 ==
ネブラスカ州オマハ生まれ。兄にジョセフ・バカンティ、弟にマーティン・バカンティとフランシス・バカンティがいる。1972年クレイトン大学を卒業し理学士1975年にはネブラスカ大学医学部を卒業し、M.D.取得。バーモント大学中央病院麻酔科研修医(1976年-1978年)、1983年にハーバード・メディカル・スクール 兼 マサチューセッツ総合病院麻酔科インストラクターに就任。マサチューセッツ総合病院で再生医学の研究を始め、マサチューセッツ工科大学研究員(1990年)、ハーバード・メディカル・スクール麻酔科助教授(1992年-1994年)、1994年マサチューセッツ大学メディカル・スクール麻酔科教授に就任。1994年に設立した国際再生医学会長(初代)を務め、学術雑誌「国際再生医学」編集員を歴任。
1995年にハーバード大学公衆衛生大学院臨床サービス科長を経て、1998年にはマサチューセッツ大学メディカル・スクール再生医科学センター長になる。生体組織工学(ティッシュ・エンジニアリング)は臓器の細胞を採取し人工的に特殊培養し自由に成形する技術で、人工皮膚・人工骨・人工軟骨・人工心筋シートが作られ、すでに世界中で利用されており、バカンティ兄弟は基本特許を取得していた。1995年にマウスの背中に人間の耳の形を作ったバカンティマウスで有名になる。これは直接的には役に立たないが、その視覚的に強烈なインパクトは組織工学の宣伝にあたって大いに有効であった。以後、同分野での名声を確立し、ティッシュ・エンジニアリング学会・学会誌も主催している。
2001年胞子様細胞(spore-like cells)仮説を発表する。しかし、同僚たちは同研究に極めて懐疑的であり、弁護に疲れ果てた末職場を去る決意をする。新しい職場での面接では、胞子様細胞仮説に触れないように意識したという。2002年からブリガム&ウィメンズ病院麻酔科部長(ボストン)〔
〕 兼 再生医科学研究室長 兼 ハーバード・メディカル・スクール麻酔科ヴァン・ダム/コヴィーノ講座教授に就任。2007年にアメリカ麻酔学会長に就任。2014年4月には、日本の気管支学会において招待講演も行っている。生体組織工学に関する多くの特許を持ち活発な学会活動を行いながらも、撤回されたSTAP論文以外にNature誌Science誌Cell誌といった一流誌の掲載実績がなく、学術面での評価は芳しくない。ハーバードの研究者からも、「奇抜な研究で研究資金を集める、変わり者研究者」と見られていた。
2014年にネイチャー誌に掲載されたSTAP研究では、特許出願の代表発明人、及び一つの論文の責任著者になっている。バカンティは理化学研究所内で研究をあまりオープンにしないことを要求するとともに、特許出願を急がせた。また、同研究の論文に疑義が発覚し、理研の調査で不正が認定されながらも、筆頭著者の小保方晴子とともに論文撤回に反対。しかしSTAPの存在を主張し続けながらも、6月には論文撤回に同意する〔。
2014年8月12日には所属するブリガム&ウィメンズ病院により、バカンティが麻酔科長を9月1日付で退任し、1年間長期休職する意向であることを公表〔。先だって8月11日に公開されたメールには「複雑な気持ちで皆さんに私の決断をお知らせする」「私の将来の目標を達成し、試みの方向性を変え、最も楽しいことをする時間のために1年間の休暇を取るつもりだ」等と書かれていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「チャールズ・バカンティ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.