|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
チュロ()とはスペイン・ポルトガル・モロッコおよびラテンアメリカ各国で広く食べられている揚げ菓子である。日本ではチュロおよび複数形のチュロス()として定着している〔ミスタードーナツ やスターバックスの商品表示は単数形のチュロ。ブーツやドーナツのように単数でも一般名称として使われている日本国内では特に問題はないが、海外では一つ買う時はチュロ、複数の時はチュロスときちんと使い分けるのが望ましい。〕。 スペイン語ではチュロのロは''rr''で巻き舌で発音する。またチュ()にアクセントがあり少し長く発音されるため、日本語でチューロと表示されることもあるが長音ではない。 == 起源 == チュロの起源については諸説あり、代表的なものはスペイン起源とポルトガル起源である。 * ポルトガル起源説は、16世紀初頭に明に到達したポルトガル人により、中国の揚げパン油条が知られることとなり、それを模したものとしてチュロが作られ始め、その後スペインにも広まったというものである〔Theprisma Churros: a secret history 〕。 * スペイン起源説は、スペインの羊飼いが長期に渡る野外生活の中で始めた簡易にできるパンの代用として、チュロが作られ始め、チュロという名前もヒツジの〔ヒツジのの系統の種である。〕の角にこの揚げパンが似ていることから名付けられたというものである〔ハフィントン・ポスト Churros: The Hidden History 〕。17世紀にはスペインでチュロ作りが職業として確立されており、1621年の文献にチュレロ(churrero;チュロを作る人)がチュロの値上げを申請したとの記録が残っている〔Matilde Cuevas de la Cruz Juan Miguel Benítez Benítez, (1982), «''El oficio de la churrería en Madrid''», Madrid, ISBN 84-500-7614-5〕。 いずれにせよ新大陸へはポルトガル・スペインにより持ち込まれた。 ラテンアメリカ各国では様々に発展し広まっていった。小麦粉生地だけのものの他にも、チュロの中にドゥルセ・デ・レチェ(メキシコ、ペルー他)やチョコレート(メキシコ)やチーズ(ウルグアイ)などを詰めたチュロ・レイェノ (Churro relleno) も広く供されている〔。 スペインのチュレリア(チュロ屋 churrería)では朝食にチュロやチュロに似たポラ (Porra)〔生地は水の分量がチュロより多めで重曹を少し入れ10分ほど寝かせた後揚げる。:es:Churro#Porrasより〕 を、濃くいれたホット・チョコレート〔カカオはメキシコからのスペインへの逆輸入〕に浸して食べる姿が多く見られる〔。 後述の製法および理由により、断面が円形な一般の揚げドーナツに比べ硬い食感が特徴。アメリカや日本を含めその他の地域でも広まっており、チュロがドーナツ店やカフェ、ほかに遊園地・テーマパークのスタンドや競馬場、映画館、街角の屋台でも売られており、手軽な軽食として利用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チュロス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|