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チョウチンアンコウ科(提灯鮟鱇科、Himantolophidae)は、アンコウ目に属する魚類の分類群の一つ。チョウチンアンコウ属(''Himantolophus'')1属のみを含み、チョウチンアンコウなど18種が記載される。 == 概要 == チョウチンアンコウ科の魚類はすべて深海魚で、太平洋・インド洋・大西洋など世界中の海の深海に分布する〔。背鰭の棘条が長く伸びて変化した誘引突起(イリシウム)を持ち、先端には擬餌状体(エスカ)と呼ばれる膨らみがある。擬餌状体には発光バクテリアによる共生発光器を備え、餌となる小動物をおびき寄せて捕食する。目は小さく、軟らかな薄い骨格、ゼリーのような柔らかい肉でおおわれ、表皮は薄い。 吻(口先)が短く滑らかであることが、他のチョウチンアンコウ上科の仲間と異なる点の一つである〔。雌雄ともに、生涯を通じて頭頂骨を欠く。胸鰭・背鰭・臀鰭・尾鰭の鰭条はそれぞれ14-18本・5-6本・4本・9本で、椎骨は19個。 1967年2月、鎌倉の海岸に打ち上げられたチョウチンアンコウ(''H. groenlandicus'')が江の島水族館で8日間飼育された際に、世界で初めてイリシウムから発光液を噴出する様子が観察された。この個体の液浸標本は現在、新江ノ島水族館で展示されている。発光液の放出には、獲物の目を眩ますなどの効果があるとみられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チョウチンアンコウ科」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Footballfish 」があります。 スポンサード リンク
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