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全羅北道(チョルラプクト、ぜんらほくどう)は、大韓民国南西部(朝鮮半島南西部)に位置する行政区。1896年、勅令第36号で朝鮮八道における全羅道の北半分を「全羅北道」と定めた。1945年以降は大韓民国の行政区となり、現在に至る。通常は全北(チョンブク)と略される。道庁所在地は1896年以前から全羅道の中心であった全州市。 == 概要 == 西を黄海に面し、北を忠清南道と忠清北道、南を全羅南道、東を慶尚北道と慶尚南道に接する。東部には高原が広がり西部は平野である。平野には4本の河川(蟾津江、万頃江、東津江、錦江)が流れる。 西部の平野は韓国有数の穀倉地帯の一つである。コメ以外の主な生産物は綿花、大麦、麻、カジノキ。カジノキは「韓紙」に加工され、障子などに使われる。東部においては牧畜が盛んに営まれる。 1970年代に大田広域市とを結ぶ湖南高速道路が建設され、京釜高速道路を経由してソウル特別市と結ばれるようになった。これに伴い裡里市(現:益山市)や港町である群山市、そして全羅北道の中心地である全州市から成る工業地帯が形成された。 扶安郡から金堤市を経て群山市に至る海岸一帯には、東津江や錦江の運んできた土砂が形成した広大な干潟・セマングムがあるが、1986年に大規模干拓が計画され、2006年には長大な防潮堤が完成し外海と遮断され陸地化が進んでいる。これによりシンガポール島の3分の2に匹敵し従来の全羅北道の面積の5%にもおよぶ400km²の干拓地が誕生するが、その用途は未定な部分が多く、環境保護団体などには生態系に与える打撃の規模が大きいことから干拓に対する強い反対もある。 1月の平均気温: 群山(−0.4℃) 南原(−1.6℃) 扶安(−0.9℃) 井邑(−0.7℃) 8月の平均気温: 群山(25.7℃) 南原(25.4℃) 扶安(25.4℃) 井邑(25.8℃) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「全羅北道」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 North Jeolla Province 」があります。 スポンサード リンク
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